自営業者が転職するために知っておきたいポイント

自営業者が転職するために知っておきたいポイント

会社員時代の顧客やスキルを活かして独立開業をされる方、家業を継いで自営業となられる方も多数いらっしゃいます。一方で、新規開業者が10年後同じ事業で生き延びている確率は一割を切るとも言われており、非常に低い水準となっております。

廃業後に収入を確保する手段として再び自営業を選ぶ方もいらっしゃいますが、サラリーマンを志す方もいらっしゃるのではないでしょうか。

実は「自営業者」であったことは採用市場においては不利に働くといわれています。これはなぜでしょうか?自営業者の転職とポイントについてご紹介します。

 

1. 自営業は本当に不利なのか

自営業は本当に不利なのか

ある調査によると新期に開業した方のうち1年後で半数が10年で95%が倒産・廃業するという結果が出ています。

倒産・廃業後も生活をしていかなければなりませんから、その後の収入を得る手段を考えなければなりません。再び自営業を始めようという方もいらっしゃいますが、サラリーマンとして企業で働くことを目指す方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。

しかし、自営業であったことが採用市場においてはネガティブに働くのではないかという懸念を頂いている方が多いようです。

では実際に、自営業者であったことは転職をするうえで不利に働くのでしょうか?これは採用担当者や企業によるとしか言いようがありません。

 

会社のルールを守れる人かどうか懸念される

小規模の自営業の場合、従業員がいないか、いても家族や極小人数、という場合が多くあります。このような中で経営者という立場であれば、自分のルール、マイルールが通ってしまいがちです。これに対して企業には、マニュアルや作業標準など働くうえでの一定のルールがあります。

自営業の経験が長いとこのようなルールを守ることが出来ない人物なのではないか、懸念を抱かれてしまう、という側面は現実にあります。

 

マイナス1がついてる状態だとみなされることも

同じように経験の浅い方を取るのであればできるだけ若くて将来性のありそうな方、同じ年齢であれば過去の経歴上少しでも共通する部分がありそうな方を採用したいのが本心です。

転職者の大部分がそうであるため、あまり着目されませんが「前職が会社員である」というのは、「採用後の業務と共通する部分」の一つなのです。このため前歴が自営業であるというのは、マイナス1がついている状態とみなす採用担当者もいるのが現実です。

 

 

2. 自営業からの転職のポイント

自営業からの転職のポイント

しかし、単に「自営業者であるから」という理由で不採用となることはあまりありません。自営業者であったためになかなか転職活動がうまくいかない、と悩んでいらっしゃる方は、自営業者であったという経歴ではなく、ほかの問題が隠れていると考える方がいいでしょう。

 

自営業者だから不採用となることはない

少なくとも、書類選考の前に自営業者だからと不採用とする、ということはありませんから、書類選考に通らないのであれば応募書類の書き方や基本的なビジネスマナー、面接が通らないのであればコミュニケーション能力などに問題があると考える方が前向きです。

 

自分の能力を最大限アピールしよう

とくに小規模の自営業者は一人で何役もこなすマルチプレイヤーであることが多くあります。業務を細分化して自分の売りはなんなのか、自分は今後どうしたいのかを考える必要があります。

営業であれ技術系であれ販売であれ、経営、という観点をもつ社員にはニーズがあります。自営業者ならではの視点と、その視点を用いて応募先の企業に対してどのように貢献できるかをうまくアピールできるといいですね。

 

転職エージェントやハローワークなども活用しよう

反面、業務内容によってはチームで仕事をするといった経験が少なく、コミュニケーション能力が衰えている場合があるようです。エージェントやハローワークの相談員なども上手に利用して転職活動を行ってください。

 

 

3. 転職後の生活について

転職後の生活について

自営業から転職した後の生活についてもご紹介します。

 

生活リズムが大きく変わる

自営業から会社員への転職は、ほかの転職と同様生活リズムや通勤時間の面で大きな変化が生じます。実際に、自営業での経験が長い方ですと会社員として働くことを窮屈に感じられる方も多いようです。

 

収入が安定する

一方で、契約によって毎月きちんと給与が支払われるサラリーマンの生活に、安心感を抱く方も多いようです。それまでは自分で行わなければならなかった年末調整や確定申告なども会社が代行してくれるようになりますから、手続き上の意味でも楽になります。

サラリーマンがいいか自営業がいいかは好みによる部分も大きく、どちらが優れているというものでもありません。

 

まとめ

まとめ

本文では触れませんでしたが、自営業者の転職の場合、退職理由についても留意する必要があります。廃業であれば、気持ちを切り替えて再出発というポジティブな見方もできますが、倒産の場合は求職者自身が自信を喪失しており応募書類や採用面接の際にも自信の無さが表れてしまっている例が散見されます。

自営業者であっても通常の応募者と同様に選考していただける企業も多くありますから、書類選考・面接で大切なポイントはほかの応募者と変わりません。

そのうえで自営業者であったメリットを最大限アピールして、よい就職先が決まるといいですね。

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