介護未経験者が資格を取得して転職するメリット・デメリット

介護未経験者が資格を取得して転職するメリット・デメリット

初めて介護業界に転職する時のパターンは2通りあります。1つ目は「未経験だが介護系の資格を持っている」、2つ目は「未経験でなおかつ資格を持っていない」です。

一見、介護系の資格を持っていると就職しやすく重宝されると思われがりですが、そうではありません。

もちろん資格を持って転職するメリットはたくさんあります。ですが同時に資格を持っていることで生じるデメリットも存在します。今回は、介護職未経験だが介護系の資格を持っている人が介護業界に転職するメリットとデメリットをご紹介したいと思います。

 

1.代表的な4つの介護系資格

介護 資格 人気

介護系資格を持って転職するメリット・デメリットの紹介の前に、介護系の資格にはどんな資格が存在するのかをご紹介したいと思います。その中でも人気の資格がこちらです。介護業界に転職を考えているのでしたら知っていて損はないでしょう。

 

介護職員初任者研修

介護職員初任者研修とは、介護を行うにあたり最低限必要な基本的な知識・技術を習得するための研修です。また、研修を通して介護を実践するにあたっての考え方を理解する目的も持っています。

在宅・養護老人ホーム・デイサービスセンターなどで働くことを想定した、日常生活全般の援助方法を取得できます。近年では、家庭内での介護に活かすために資格を取得する人も増えています。

介護職員初任者研修は誰でも受講することができますし、最短1ヶ月で取得可能です。資格取得費用は3万円~5万円程度なので何か資格を取得してから転職したいという方にはとてもオススメの資格です。

 

介護福祉士実務者研修

介護福祉士実務者研修とは、介護職員初任者研修の上位資格です。

後々介護福祉士を目指すのであれば、介護福祉士実務者研修の修了は必須条件となりますので早めに修了しておいたほうが良いでしょう。無資格ですと最短でも6ヶ月時間がかかります。費用は2万円台を設定しているところが多いです。

 

介護支援専門員(ケアマネージャー)

介護支援専門員(ケアマネージャー)とは、介護保険制度のケアマネジメントを行うことです。要支援・要介護認定を受けた人たちに対し、介護サービスにどのようなものがあるかケアプラン(給付計画)を作成します。

介護支援専門員になるには介護福祉士・社会福祉士などの法定資格を持ち、実務経験5年以上が必要など厳しい規定があります。よって未経験の場合、介護支援専門員の資格を持って入職することは不可能です。ですがタメになる資格なので、頭の片隅にこんな資格があるんだ、と置いておいてください。

 

介護福祉士

介護福祉士とは、介護系資格の中で唯一の国家資格である上級資格です。幅広い知識を活かして施設の責任者としての役割を担ったり、他の職員への指導などを行います。いわば介護福祉士は介護のスペシャリストと言えます。

介護福祉士も介護支援専門員と同様、厳しい受験資格が設けられているので、未経験の人が介護福祉士の資格をもって入職することは不可能です。介護福祉士になるための4つのルートはこちらです。

  • 実務経験ルート(実務経験3年+実務者研修+筆記試験)
  • 福祉系高校ルート(福祉系高校卒+実務経験9ヶ月以上+講習or実技試験+筆記試験)
  • 経済連携協定(EPA)ルート(実務経験3年以上+講習or実技試験+筆記試験)
  • 養成施設ルート(各福祉系施設を卒業)

国家資格であることから、たくさんの労力とたくさんの時間がかかります。ですがこの資格を持っていれば転職に強く給与の大幅アップも見込めるため、目指してみる価値があるでしょう。

 

2.実務経験なし資格有りのメリット

実務経験なし 資格有り

介護職の求人は多数あり、利用者に対して介護士の人数が少ないのが問題となっています。介護系の資格を持っているけど実務経験がないから踏み出せない…、という人はいないでしょうか。せっかくもっている資格を活かさないなんてもったいないです!

実務経験なしでも資格を持っているだけでたくさんのメリットがあります。そのメリットとは何かをご紹介いたします。

 

圧倒的に正社員になりやすい

介護業界は無資格でも働くことのできる職種ですが、無資格ですと介護できる内容が限られます。ですので無資格未経験の場合は、初めから正社員として入職するのが難しい場合があります。

それに対し、未経験でも資格を持っていれば転職先が決まりやすいほか、正社員として採用してくれる場合が多いです。正社員と非正規との差はとても大きいでしょう。

 

待遇にかなり影響がある

まず前提として…、介護業界は資格社会です。資格を持っていないと給与はなかなか上がりませんし昇格も難しいです。介護業界においては学歴や職歴などは全く関係なく、完全実力(資格)社会のため、資格をもっていることは強みとなります。

給与に関しても無資格より高い給与をもらえますし、任せてもらえる仕事も多いのでやりがいもアップします。少しでも待遇良く働くには、資格が必ず必要なのは間違いありません。

 

自信をもって介護できる

当然ですが、介護士のサービス相手は生身の人間です。体の調子がよくない人を対象とするため人一倍気を遣わなければなりませんし、一歩間違えたら命に関わる大変な事態になってしまいます。

全く知識がなく、自分の技術に自信がない状態で介護を実践するのは本人にとっても利用者にとっても危険です。精神的な部分でミスが増減することがあるので資格(知識)を取得してから転職したほうが働きやすいかもしれません。

 

利用者やその家族に信頼してもらいやすい

資格を持っている人に介護してもらうのと資格を持っていない人に介護してもらうのとでは、介護される利用者や家族にとって気持ちの持ちようが全然違います。人柄は時間が経たないと分からないため、無資格の人は信頼してもらうのに時間がかかりやすいです。

それに対して資格をもつ人は、それが信頼の1つの要素となります。第一印象はとても大切ですから、初めに良い印象を持ってもらえることは良い職場環境で働くにあたりとても重要です。

 

3.実務経験なし資格有りのデメリット

デメリット 実務経験なし

求人には無資格でもOKなどと記載がある場合も多いですが、実際のところ資格をもっている人の方が受かりやすいというのが実情です。ですので一見実務経験がなくても、資格さえもっていれば有利だ!と感じている人も少なくありません。

ですが、実務経験なしの資格持ちのデメリットが存在します。必ずしも資格を持っていることが有利に働かないことを把握しておきましょう。

 

実務経験がないと面接通過率が低い

資格を持っているということから、書類選考は通りやすいです。上級の資格であればあるほどなおさら通過しやすいでしょう。ですが、いざ面接となったときその通過率はグッと下がる傾向にあります。

やはり雇い主としては、資格をもっていても実務経験がないのは不安要素であるためです。また、実務経験がないと理想と現実の介護現場のギャップからすぐに辞めてしまう人が多いため、雇い主は面接でしっかり人間性を見ます

実務経験なしで資格ありの人が面接に行く場合は、介護に対する思いや考え方、どの程度高齢者の病気に理解があるかなどをアピールすると面接通過率がグッとあがるでしょう。予め対策をしていく必要があります。

 

パートからの入職を提案される場合がある

施設は資格を持っている人が欲しいので積極的に採用をしたがりますが、未経験ですと初めから正社員として入職させることを嫌がる施設が稀に存在します。正社員として応募したのに、初めはパートから…などと提案されることもあります。

 

資格持ちだからと言って過度な期待をされる

資格を持って入職した場合、実務は未経験であるのにも関わらず、現場のスタッフに過度な期待をされる可能性があります。資格を持っているのだからこれくらいできて当然だ、というような態度をとられることもあることは心得ておきましょう。

そういったことを回避するために、資格はもっていますが実務経験はゼロなので1からご指導お願いします、などと初めから言っておいたほうが吉です。

 

知識がある場合実務で混乱を招きやすい

資格をとるにあたり、たくさん勉強をして介護に関する知識を頭の中にインプットしたでしょう。そういった知識はもちろん実務で活かすことができますが、逆にその知識が仇となり、実践的な介護の場で混乱を招く可能性があります。

自分のもっている知識が全て正しいと思い込まず、先輩に実務を教わりながら実務知識を深めていくことも大切です。もちろん、どうしても納得いかない場合は先輩にどうしてこのような介護方法になるのか、など聞いて疑問を解決しましょう。

 

まとめ

介護 まとめ メリットデメリット

実務経験なしで有資格者の人が介護業界へ転職するにあたってのメリット・デメリットをご紹介しましたがいかがでしたか。資格を持つことで生じるデメリットも存在しますが、予め何か策を打つことで回避できることばかりです。

介護士はこれから益々需要が増してくると予想されます。せっかく資格をもっているのですから使わない手はありません。上級資格を取得するためには苦労すると思いますが、食いっぱぐれがなく安定した生活が保証される資格といえるでしょう。

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