介護老人保健施設への介護士・介護職の転職について

介護老人保健施設への介護士・介護職の転職について

このページでは、介護士・介護職が介護老人保健施設へ転職する際に知っておきたい3つのポイントについて説明していきます。

下記のポイントをしっかりと押さえ、納得のいく転職活動につなげましょう。

1.介護老人保健施設とは

介護老人保健施設とは
介護老人保健施設は、要介護状態の高齢者を受け入れる介護施設です。主として、医療ケアやリハビリを目的としており、在宅復帰を目標としたケアが行われます。

介護職員による、入浴、排泄、食事などの介助はありますが、掃除、洗濯などの生活支援はどちらかというと少ないです。あくまで身体の回復を目指すという目的の施設のため、終身制ではありません。入所期間は3か月で、期間ごとに退所か入所継続かの判定があります。検討会議の結果、退所可能と判断されると、退所となります。

運営は医療法人や社会福祉法人が行っており、比較的少ない費用で入所可能です。医療ケア、リハビリの充実といった利点がある一方で、長期入所が難しく、一時的な入所しかできないといった難点があります。

 

2.介護老人保健施設への介護士転職注意点

介護老人保健施設への介護士転職注意点
介護老人保健施設(老健)では、リハビリや機能回復訓練が重点に置かれています。といってもリハビリ施設ではなく、あくまでも介護施設なので、入浴、食事、排泄などの身体介護は通常の業務としてあります。

 

多忙で様々な技術や知識が求められる

最近では老健の入居者の介護度も重度化の傾向があり、入居者の状態や介護職の仕事内容も特別養護老人ホーム(特養)に近いものとなっています。「老健だから特養よりきつくないだろう」というイメージがあるかもしれませんが、実際は同じように多忙で、様々な技術や知識が求められる職場だということを頭に入れておく必要があります。

各種委員会活動や研修も多く、業務以外にも時間を取られることが多いです。

 

気を使うことが多く人間関係にストレスを感じることも

他の分野の専門職と一緒に仕事をすることは、別の角度から介護を考える良い機会となりますが、反面、意見の食い違いなどから、職場での人間関係にストレスを感じる場面もあります。医療職と介護職の力関係で職場がぎくしゃくしてしまうといったケースもあり、気を使うことも多いです。特に老健は医療法人の運営による施設が多く、職場の中でも医療職の考えが主流になっていることが多くみられます。

 

一人ひとりに寄り添う介護はなかなかできない

また入所期間に制限があり、入居者は3~6ヵ月程で対処する方が多いため、特養や有料老人ホームのように、一人ひとりに寄り添った介護はなかなかできません。そういった介護を目指している人にとっては老健での仕事は物足りなく感じるかもしれません。

また、施設が大規模で入居者が100名を超える施設も多く、一人ひとりに関わる時間も少なく、ひたすら業務しなければならないので、他の形態の施設から転職する介護職はフラストレーションを感じるかもしれません。

 

採用時の面接は厳しく筆記試験があるところも

最近は、介護現場での人手不足が問題となっています。施設は人材を求めていますが、決して「誰でもいい」というわけではありません。確かに求人も増えていますが、採用時の面接は厳しくなっているようで、筆記試験があるところもあります。

 

3.介護老人保健施設の働く介護士の仕事内容

介護老人保健施設の働く介護士の仕事内容
介護老人保健施設(老健)での介護職の主な仕事は、食事、入浴、排泄など、生活全般に関わる介護となります。そういったところでは、特別養護老人ホームでの介護職の仕事と大差ありませんが、老健は在宅への復帰を目標としており、同じ介護でも、より自立支援や機能向上を意識したものとなります。

老健では、医療管理下のケアや回復期のリハビリが行われるため、介護職の他にも様々な専門職がいます。支援相談員、ケアマネジャーの他、医療面では、医師、看護師、リハビリ面では、理学療法士、作業療法士などがいます。老健の役割から、そこで働く介護職はそれぞれの専門職と連携を取って介護に取り組まないといけません。在宅生活への復帰に向けての機能回復が目的となるため、他の種別の施設に比べると、そういった面に対し、より積極的なアプローチの介護が求められます。

生活全般の介護

老健での介護職の具体的な仕事内容は、他の種別の施設と同様に、生活全般の介護となります。入浴、食事、排泄、更衣、移動、移乗といった身体介護に加え、シーツ交換、掃除といった環境整備なども行います。

機能回復訓練に関わることも

また理学療法士の指導の下、歩行訓練などのリハビリに付き添ったり、作業療法士の指導を受け、園芸作業の声かけや手助けをしたりと、機能回復訓練に関わることもあります。

夜勤時の主な仕事内容

夜勤もあり、巡視による安否確認の他、コール対応、オムツ交換、体位交換が主な仕事となります。

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