特別養護老人ホームへの介護士・介護職の転職について

特別養護老人ホームへの介護士・介護職の転職について

このページでは、介護士・介護職が特別養護老人ホームへ転職する際に知っておきたい3つのポイントについて説明していきます。

下記のポイントをしっかりと押さえ、納得のいく転職活動につなげましょう。

1.特別養護老人ホームとは

特別養護老人ホームとは
特別養護老人ホーム(以下、特養)は、重度の要介護者で在宅での生活が困難となった高齢者が入所する公共の老人福祉施設の1つです。社会福祉法人や地方公共団体が運営しています。有料老人ホームなどに比べると低料金で入所できる一方で、全国で50万人を超える待機者がいて、入所が難しい現状があります。

特養の入所基準は要介護3以上となっています。平成27年4月の改正以前は要介護1以上だったので、より重度の高齢者を対象とするということです。これは、現在約52万人を超える入所待機者のうち、より重度の人を受け入れ、その家族の負担を軽くしようという狙いがあります。

 

特養の種類について

特養には、従来型(旧型)ユニット型(新型)地域密着型があります。従来型は施設全体で介護を行いますが、ユニット型は定員は同じでも、10人前後で1ユニットを作り、ユニット毎に介護を行います。地域密着型は定員29人以下の小規模の施設で、対象が地域の住人とされています。

 

2.特別養護老人ホームへの介護士の転職注意点

転職注意点

日本は現在、高齢化社会をさらに上回る、超高齢化社会に入ろうとしています。家族の介護のため、会社を辞めざるを得ない「介護離職」が社会問題となっています。それを受け、政府は「介護離職ゼロ」を目標とし、対策の一環として特別養護老人ホーム(特養)の整備、増設を打ち出しました。現在でも、人材不足が問題となっている介護業界ですが、今後はさらに介護職の需要は高まりそうです。

確かに介護業界は深刻な人手不足であり、どの施設も人材確保には苦労しています。かといって、どんな人でもいいという訳ではありません。介護職員の質の低下は、施設の質に関わることであり、より良い人材を求めるのは当然のことです。転職の際に、「介護なら、なんとかなるだろう」とか「特養なら採ってくれるだろう」という態度では、うまくいくはずもありません。

特養では無資格での就業も可能で、未経験者でも採用する施設はあります。できれば、介護職員初任者研修修了以上の資格があるといいのですが、無資格の場合、施設から初任者研修を受けるよう求められることがあります。

 

体力と技術が求められる

2014年4月より、特養の入所基準が以前の要介護1からより、要介護3からとなりました。より重度の介護度の入所者を介護する必要があり、介護職の負担も増えています。

特養では、身体介護の技術や高齢者の心身についての知識が常に求められます。しっかりとした技術がないと、入居者の身体だけでなく、自分の身体を痛めることにもつながりますし、間違った介護を行うと利用者の命にも関わることになるからです。特養での仕事はきつくて多忙といわれます。その仕事をこなしながら、自己研鑚に励む努力が必要となります。

 

勤務体制が不規則

また、入居者の生活全般に関わる仕事のため、施設は24時間、365日稼働しています。介護職員の勤務体制は不規則で、盆、正月、日祝は関係ないことも覚悟しておかなければなりません。施設内での研修やケア会議にも出席しなければなりませんが、全員が不規則勤務のため、自分の就業時間内に開催されない場合は、時間外での出席になります。

 

3.特別養護老人ホームの働く介護士の仕事内容

仕事内容とは
特別養護老人ホーム(以下、特養)では、施設内サービスで介護保険を利用するため、その他の外部サービスを受けることができません。

施設で様々なサービスを行うことになるため、特養ではいろいろな職種のスタッフが働いています。例として挙げてみると、ケアマネジャー、生活相談員、看護師、栄養士、機能訓練指導員、そして介護スタッフなどがあります。

特養では、身体介護、生活援助が中心となるため、介護スタッフが活躍できる職場です。

 

身体介護や生活援助

主な仕事としては、入浴、排泄、食事、移乗などの身体介護の他、居室の掃除や環境整備などの生活援助があります。

 

行事の企画、デスクワーク

レクレーションや季節に合わせた年間行事の計画を立て、実施します。また、介護の実務だけでなく、ケア記録や報告書などを作成するデスクワークも大切な仕事です。

 

夜勤での主な仕事

施設にもよりますが、正社員の場合、夜勤をすることが条件となることが多く、月に4、5回の夜勤があります。夜勤での仕事内容は、就寝介助夜中の巡回オムツ交換やトイレ等の排泄介助起床介助などがあり、緊急時の居室からのコール対応も行います。

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