介護未経験者が無資格で転職するメリット・デメリットと注意点

介護未経験者が無資格で転職するメリット・デメリットと注意点

介護業界へ転職したいけれど未経験だし資格も持っていない…、という人も多いでしょう。介護業界は資格社会ですから、やはり資格を持っていないと厳しい部分はあります。ですがそれは働きながら資格を取得していけば良いのです。

転職時に資格を持っていなくても介護業界で働くことは充分可能です。このページでは、介護未経験者が無資格で転職するメリット・デメリットをご紹介したいと思います。

 

1.未経験・無資格で介護士に転職するメリット

未経験 無資格 メリット

未経験・無資格という響きだけでメリットなんてなさそうに感じてしまいますが、実はメリットがたくさんあります。介護業界は人手不足なので圧倒的に就職しやすいです。働くにあたり資格は必要なく、就職しやすい業界の1つと言われています。

早速、未経験・無資格で転職したことにより得ることができるメリットを確認していきましょう。

 

資格をとる時間と費用が無駄にならない

介護業界へ転職する際、資格は必要ないが待遇面などで予め資格を取得してから転職する人が多くいます。資格を取得しいざ介護士として働き出したものの、自分の思い描いていた職場とかけ離れていたなどの理由ですぐに辞めてしまう人がいます。

すぐ辞めてしまっては、資格取得までにかけた時間・費用・労力が全て無駄になってしまいます。無資格からの就職でしたら、そのような事態にならないでしょう。

 

合わなければ比較的簡単に退職できる

介護業界は人手不足であるため、1度資格を持っている人を雇うと手離したくないと感じます。ですので資格持ちが辞めたいと言った際、必ずといっていい程引き止められます。無資格でも働きぶりや人柄により引き止められることもありますが、資格持ちと比べてしつこくない場合が多いです。

 

後々資格をとる時受かりやすい

介護の資格は筆記試験にプラスして実務経験3年以上、などと実務経験年数が定められている資格が多いです。そのような資格は未経験で資格持ちの人も当然持っていませんので同じスタートラインということです。

座学だけではなく自分の体で体験することにより知識も頭に入ってきやすくなりますし、働く前に資格をとるよりも楽に試験に受かることができるでしょう。

 

横のつながりで好条件で転職できる場合がある

無資格の場合、良い待遇で入職することが難しい場合が多いです。ですが、そこで働くスタッフなどの横の繋がりで今より良い条件の施設に転職を斡旋してくれることがあります。

そのためにはスタッフと仲良くなる必要がありますし、タイミングや自分の仕事ぶりも関係してきますが、このようなラッキーなことは実際に多々あります。無資格だからといって必ずしも好条件で働くことができないとは限りません。

 

実践的な介護が頭に入ってきやすい

資格を取得している人は、もちろん知識が入った状態で実践的な介護をすることになります。知識と実技が違った場合、その知識が邪魔をして混乱を引き起こし、素直に実技を受け入れることができずらいです。

その点無資格であれば知識が一切ないため、先輩の言っていることを素直に受け入れることができます。なので実技に関しては無資格の方が頭に入ってきやすい場合があります。

 

2.未経験・無資格で介護士に転職するデメリット

未経験 無資格 デメリット

未経験・無資格でも得られるメリットはたくさんあることをご紹介しましたが、当然デメリットも存在します。メリットばかりに目をとられずに、きちんとデメリットも把握しておくことが大切です。

それでは早速、未経験・無資格で転職したことにより起こり得るデメリットをご紹介したいと思います。

 

無資格ではできない介護がある

介護業界は無資格でも働くことが可能ですが、資格がないことによりできる介護も限られてきます。できない介護は以下の通りです。

  • 痰の吸引
  • 胃ろうの処理
  • 薬の処方

このように、主に医療行為を無資格ですることが禁止とされています。

 

資格持ちと比べ給与が低い

資格を持っていると資格手当てがつく場合がありますし、元々給与設定を高くしている施設が多いです。平成25年度の介護労働実態調査によると、平均賃金額は無資格の場合196,432円、初任者研修を持つ人は212,120円なので15,000円ほどの差があります。

ですが施設によっては初任者研修取得者と無資格者に給与の差を設定していないか、全然変わらない施設もありますので事前の確認が必要です。

 

利用者とトラブルを起こしやすい

無資格者は有資格者と比べて利用者とトラブルを起こしやすい傾向にあります。なぜなら利用者とトラブルを起こさない専門的なコミュニケーション知識が無資格者にはないからです。

利用者の疾患への理解が乏しいので知らぬ間に利用者やその家族の心を傷つけてしまう可能性があります。有資格者は初任者研修で学習しているのでトラブルを起こしづらいです。

 

キャリアアップが難しい

一生懸命仕事をして周りからもそれを認めてもらっていても、資格をもっていないとどうしてもキャリアアップは難しいです。先ほども説明しましたが、無資格と有資格者では任される仕事内容に違いがでてきます。

ですのでこれから先も介護の仕事を続けていきたいと考えるのであれば、資格をとったほうが良いでしょう。

 

きちんとした教育が受けれない場合がある

施設によりますが、人手不足が深刻な施設で就職をしてしまった場合、スタッフが忙しすぎてきちんとした教育が受けられない場合があります。教育を受けなければできることが増えていきませんし、知識がない状態での介護は危険です。

未経験無資格で転職するときは、必ず研修制度が整っている施設や人員に余裕がある施設に絞って転職先を決めましょう。1回目の施設はあなたの介護への価値観を左右する大切な職場となります。

 

3.無資格者は訪問介護で働けない

未経験 無資格 訪問介護

介護業界は無資格でも働けるとご紹介しましたが、唯一訪問介護だけは無資格では働くことができません。介護職員初任者研修以上の資格をもっている人のみが訪問介護で働くことができます。その理由と介護職員初任者研修資格取得方法をご紹介します。

介護職員初任者研修は訪問介護の現場だけでなく、もっていたら色んなことに役立つ資格です。訪問介護で働くことを考えていない人も取得方法を頭の片隅においておいてください。

 

無資格者が訪問介護で働けない理由

介護施設では資格を持つスタッフが必ず駐在していますが、訪問介護員(ヘルパー)は基本的に1人で利用者の家にお邪魔して介護をするため、介護に関して必要な知識や技術を習得してからしか現場にでてはいけません。

これは介護保険規定で決まっています。習得しているかどうか図るのが資格という制度です。また、もし資格なしで訪問介護員になったとしても、1人で全ての介護を行わなければならないため、自分自身が辛くなるでしょう。

 

介護職員初任者研修資格取得方法

介護職員初任者研修とは昔で言うヘルパー2級のことです。130時間の研修を受け、筆記テストに合格することで取得可能です。もし筆記テストで落ちてしまっても再テストが無料で受けられる場合が多いので安心です。

スクールにより、夜間のみ・土日のみなどの様々なコースがあるため、働きながら資格を取りやすいです。また最短で1ヶ月で取得可能なところもポイントです。

 

4.未経験・無資格者ならではのよくある失敗

未経験 無資格 よくある失敗

未経験・無資格者でも積極的に採用しているので比較的簡単に転職することができますが、未経験・無資格者ならではの転職失敗談があるようです。その一部をご紹介しますので、同じ失敗を繰り返さないようにしっかりチェックしておきましょう。

 

身体に負担がかかる身体介護をしてしまう

未経験・無資格で、しっかりとした研修を受けないまま言われるがままに身体介護をしてしまうと、利用者・自分共に必要以上の負担を身体にかけてしまうことが多いです。間違った身体介護は利用者に迷惑をかけることはもちろん、腰痛の原因になります。

介護士は腰痛に悩まされている人が本当に多いです。腰痛が原因で仕事を辞めざるを得なかったといったケースもよく聞く話です。積極的に先輩に聞いたり本などで勉強をして正しい身体介護技術を身につけましょう

 

いつまで経ってもやりがいを感じられない

施設によっては未経験・無資格だからと言って身体介護を任せてもらえないところがあります。その場合は主に掃除・洗濯・見守りなどの業務になるため、やりがいを感じることがなく結果退職に繋がってしまうことがあります。

無資格だからといって何も任せてもらえず、やりがいを感じられない場合は資格をとるか別の施設に転職するかを考えたほうが良いでしょう。

 

そもそも採用されない

介護は人手不足で比較的採用されやすいと高を括って面接に挑むと落とされる場合があります。いくら人手不足とはいえ、雇い主はやる気のない人や志望動機が曖昧な人を雇う気にはなれないでしょう。

介護業界に転職すると決めた以上、きちんとした志望動機や介護に対する気持ちをまとめた上で面接に挑むのがマナーです。

 

まとめ

未経験・無資格者が介護業界に転職しようとしたときのメリット・デメリットをご紹介しましたがいかがでしたか。介護は合う合わないがはっきり分かれる職業なので、私個人的には資格を取得して転職するよりも、無資格で転職したほうが良いと思います。

合う合わないを確かめることができますし、知識に関しては先輩に聞いたり自習したりして補うことができます。資格が必要と思った時にとればよいのです。人それぞれ考え方は違うので、自分の価値観に合った方を選択して転職を成功させましょう!

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