学童保育の保育士転職で知っておきたい6つのポイント

学童保育の保育士転職で知っておきたい6つのポイント

このページでは、学童保育の保育士転職で知っておきたい6つのポイントについて説明します。

下記のポイントを押さえ、保育士専門の転職エージェントを活用することでより良い求人を探しましょう。

 

1. 学童保育での主な仕事内容と他との違い

学童保育の仕事内容

学童保育とは、放課後児童クラブとも呼ばれ、放課後や夏休みなどの長期休暇に小学生を預かる施設です。
両親が共働きで面倒を見ることのできない小学生が対象となり、子どもたちは学童保育で宿題や遊びをして過ごします。
従来は小学3年生以下の子どもが受け入れ対象でしたが、2015年4月より小学6年生までに拡大されました。

子どもたちが安全に過ごせるように見守る

子どもたちが放課後、安全に過ごせるように見守るのが、学童保育の指導員の役目です。
具体的には、子どもが来るまでに施設を掃除し、教材やおやつを準備し、子どもが来たら、安全を確認しながら一緒に遊んだり、宿題を見てあげたりします。
また、保護者に対し子どもたちの様子の報告や、おやつや備品の管理、会費の徴収も業務になります。

開所時間は基本的に午後から夕方

開所時間は基本的に午後から夕方6~7時までとなりますが、長期休暇中は朝から開所しますし、なかには午後8時ごろまで子どもを預かる学童保育もあります

 

2. 平均年収・平均給与について

学童保育の平均年収

学童保育は、基本的には小学校の放課後のみの運営となるので、フルタイムで通年働ける職場はほとんどないと思ってよいでしょう。
よって、そこで働く指導員は、ほとんどが非正規雇用のパート・アルバイトとなり、主婦や学生が行うことが多いようです。

給与はほとんどが時給制

指導員の給与はほとんどが時給制で、平均的な金額は800~1000円となっています。
学童保育が開所されるのは、基本的に学校の授業がある時なので、日曜・祝日には特別なイベントがない限り業務はありません。
したがって、月収ではおよそ5~7万円程度となります。

学童保育の仕事だけで生活していくのは厳しい

夏休みなどの長期休暇ならば、朝から開所しているので、フルタイムで働けば月に10万円程度の収入が見込めます。
年収では、ほとんどの指導員が150万円以下で働いており、学童保育の仕事だけで生活していくのは厳しいと言えるでしょう。

学童保育の指導員に公的な資格は必要ない

学童保育の指導員になるには、公的な資格は必要ではありません。
ですが、保育士や教員免許を必須にしているところもあり、実際、指導員の大多数が保育士免許を所持しています

しかし、先にも述べたように、働ける時間が限られ、低賃金であるため、主婦や学生のアルバイトに頼る部分が多く、3年でおよそ半数が離職していきます

指導員の地位は今後向上する

ただし、学童保育に入所できない待機児童を減らすことを目的に、2015年4月に新制度が発足し、受け入れ児童の年齢・人数や開所日数が拡大されました。

今後は指導員の地位も向上すると考えられます。

 

3. 学童保育の保育士の転職注意点

学童保育の保育士の転職注意点

共働きの両親を持つ子どもが小学校に入学すると、授業が終わってから両親が帰宅するまでの間をひとりで過ごさなければならなくなります。
学童保育とは、そうした子どもたちを対象に、彼らが放課後の時間を安全に過ごせるようにサポートする目的で発足しました。

これまでは、自治体や社会福祉協議会など公的機関が運営することが多く、そこで働く指導員の給与は微々たるもので、子どものためにと、ボランティア精神で働く人が多かったようです。
そのためそれを担うのも、時間のある主婦や、教員・保育士志望の学生が中心で、一家の大黒柱として請け負う仕事とは思われていませんでした。

よって、従来、学童保育への転職は、経済的な側面よりも子どもの安全や教育への関心がおもな理由であり、収入面では期待できる仕事ではありませんでした

預かり人数は増加傾向にある

しかし、放課後待機児童の問題が深刻化し、国を挙げての取り組みが活況を呈している昨今は、この状況は改善されつつあります
2015年4月から、学童保育制度が改正され、受け入れ対象の児童は小学6年生にまで拡大され、一施設の預かり人数も増加傾向にあります。
開所日数も基準が設けられ、すべての子どもが放課後を安全に過ごせるように取り計らわれています。

学童保育のあり方が変わってきている

この流れに対応して、民間企業の参入も活発化し、学習塾や大手商社が特色ある学童保育を提供しています。
英語教育やスポーツ教育を売り物にしたり、スクールバスでの送迎や夜遅くまでの預かりなどのサービスを提供したり、学童保育のあり方が従来から大きく変わってきています

指導員の活躍の場が広がる

転職希望者にとって、この動きは活躍の場が広がることを意味します。
民間の学童保育なら、生活するのに十分な給与を保証してくれるところもあり、正規雇用も増えています。

求められる資質も高くなる

ただし、指導員に求められる資質も高くなりつつあります。
子ども好きなことは当然として、保育士や教員の免許はもちろんのこと、それ以外にも子どもの教育に関して得意とする分野があることが求められてきています

民間への転職を考えるなら、何か他人とは違ったアピールポイントが求められることには留意しておいた方がよさそうです。

 

4. 学童保育の保育士の転職メリット

学童保育の保育士の転職メリット

学童保育への転職メリットは、子どもに関心のある方ならば、比較的簡単に仕事が見つかることです。

公的な資格や経験が問われないことが多い

公的な資格や経験が問われないことが多いので、誰にでもチャンスがあると言えるでしょう。
とはいえ、実際に働く指導員の多くは、保育士資格や教員免許を持っている人がほとんどで、そうでなくても、児童指導員任用資格という大学の教育系学部を卒業した人が得られる資格を持っています。

特に、公的機関の運営する学童保育では、指導員の資質が問われるので、資格の有無に関わらず説得力のある志望動機を明確にしておくようにしましょう

教員資格や経験をまったく問わないところもある

一方、民間企業の運営する学童保育では、教員資格や経験をまったく問わないところもあります。
これは、これまでの教育や保育の常識に捉われない、意欲的に新しいことに取り組んでいける人材を確保することが目的だからです。
まったくの異業種からの転職でもユニークな経歴のある人ならば、採用されやすいと言えるでしょう。

賃金の低さが改善されつつある

また、これまでは賃金の低さが学童保育への転職における最大のネックでしたが、この点も改善されつつあります。
特に大手商社や学習塾が運営する学童保育では、正社員採用でしっかりした給与体系や福利厚生がある場合が多いです。

小学校に併設されているような学童保育では、授業が終わってからの業務となるので、生活するに足る収入を得られるだけの労働時間を確保することが困難でした。
それが、収入面を気にすることなく子どもに向き合う機会が増えたわけですから、学童保育志望者には大きなメリットとなるでしょう。

 

5. 学童保育の保育士の転職デメリット

学童保育の保育士の転職デメリット

学童保育への転職で最大のデメリットは、ほとんどの場合、前職より収入が減るということでしょう。
それなりの給与を保証する大手企業など民間の参入が増えてきていますが、民間運営の学童保育の場合、保育料が高額となり、預けられない家庭も多いようです。

条件の良い民間からの求人が少ない

したがって、今後もこれまで通りの運営スタイルの学童保育は必要とされますし、求人割合で見ても条件の良い民間からの求人はまだまだ少ないと言えます。

求人のほとんどは非常勤

また、今のところ学童保育からの求人のほとんどは、非常勤としての求人です。
学童保育が必要となる時間は、小学校の授業終了後となりますから、半日勤務のところがほとんどです。
時給では800~1000円程度は望めますが、稼働時間が短いので月収では5~7万円程度にしかならないところが多いでしょう。

家庭の主たる収入を支える仕事にはなりにくい

扶養内で働きたい主婦や、教員や保育士志望の学生のアルバイトとしてなら、これでも十分かもしれませんが、家庭の主たる収入を支える仕事にはなりにくいです。
非常勤ですからボーナスもありませんし、有給休暇もないところが多いようです。

地方には好条件の求人はほとんどない

したがって、学童保育の指導員として、生活していくだけの収入を得るには、民間の大手企業が運営する施設を探すしかないことになります。
ただし、こうした施設はどこにでもあるわけでなく、特に地方になるとそうした好条件の求人はほとんどないと考えた方がよいでしょう。

2015年4月より新しい学童保育制度がスタートしました。
受け入れ児童の人数が拡大されて、今後は指導員への需要も高まると予想されています。

まだ条件の良い求人は少ないかもしれませんが、転職を希望するならば、今後の求人動向に注意しておきましょう

 

6. 学童保育の保育士の求人探し方のポイント

学童保育士の求人の探し方のポイント

学童保育の指導員の求人は、その運営形態によって探し方を変える必要があります。

公設の学童保育では区報や市報などの広報誌に注目

公設の学童保育ならば、管轄の自治体に応募することになります。
求人は区報や市報などの広報誌に掲載され、掲載時期は年度末の2月や3月のことが多いようです。

正規職員の募集に対しては試験が課される

アルバイトならば応募して面接を受けて採用ということもありますが、正規職員の募集に対しては、試験が課されることがほとんどでしょう。
とはいえ、現在、自治体の正規職員としての学童保育の求人は、極めて稀にしか出ていないようです。

転職エージェントなどを利用しよう

公設民営の施設からの求人は、一般的な求人情報誌などに出ることはまずありませんが、ハローワークや転職サイトで見つけることはできます。
民間運営の求人ならば、求人媒体は広く、さまざまなメディアで見つけることが可能ですが、条件の良い求人は非公開となっていることが多く、一部の転職エージェントなどを利用するのがよいでしょう。

保育士転職サイト口コミランキング


ランキングをもっと見る

関連ページ

保育士の面接でよく聞かれる質問と回答例3選

保育士の面接でよく聞かれる質問と回答例3選

就職・転職活動の際に必ず通らなければならないのが面接です。履歴書や入職試験だけでは判断できないそ […]

続きを見る
保育士の転職が失敗する5つの落とし穴

保育士の転職が失敗する5つの落とし穴

保育士の方の中には、よりよい職場環境を求めて転職する人が多くいます。しかし、よりよい職場環境を求 […]

続きを見る
小規模保育園の保育士の転職注意点と平均年収・平均給与

小規模保育園の保育士の転職注意点と平均年収・平均給与

このページでは、小規模保育園の保育士の転職注意点と平均年収・平均給与について説明します。 小規模 […]

続きを見る
保育士が派遣会社を選ぶときの4つのポイント

保育士が派遣会社を選ぶときの4つのポイント

派遣社員とは、実際に働く職場先と直接雇用契約を結ぶのではなく、派遣会社と結んでそこから派遣されて […]

続きを見る
保育士がアルバイトやパートとして働く際のメリットや注意点など

保育士がアルバイトやパートとして働く際のメリットや注意点など

保育士の資格を持っていれば、結婚後などで保育園を辞めていても、パート保育士として勤務することがで […]

続きを見る
初めての保育士転職で失敗しないために考えておきたいこと

初めての保育士転職で失敗しないために考えておきたいこと

保育士の転職率は、他の職業に比べて高くなっています。その理由としては、仕事の割に給与が低いというの […]

続きを見る
40代保育士が転職をする際に心得ておくべきポイント

40代保育士が転職をする際に心得ておくべきポイント

40代というのは世間的に見ても仕事の上から見ても、ある程度成熟した大人の判断が出来る年代です。な […]

続きを見る
認可保育園の保育士転職で知っておきたい6つのポイント

認可保育園の保育士転職で知っておきたい6つのポイント

このページでは、認可保育園の保育士転職で知っておきたい6つのポイントについて紹介します。 下記の […]

続きを見る
助産施設で求められる保育士の役割りと施設の特徴 

助産施設で求められる保育士の役割りと施設の特徴 

近年、助産施設が保育士を採用する事例が増加しています。その理由として、助産施設は産婦人科医・助産 […]

続きを見る
保育士が利用する転職サイトの4つの見分け方

保育士が利用する転職サイトの4つの見分け方

現在、保育士の方に限らず、多くの人がネット上で求人案件を探しています。雇用する側も、閲覧する人口 […]

続きを見る
企業内保育の保育士転職で知っておきたい6つのポイント企業内保育の保育士転職で知っておきたい6つのポイント
保育士の転職|転職パターンと自己PR例文集保育士の転職|転職パターンと自己PR例文集

保育士転職サイトランキング

保育士転職サイト最新口コミ

最新の口コミ

転職サイトランキング

転職エージェントランキング 転職サイトランキング

中高年の転職サイトランキング 女性の転職サイトランキング

第二新卒転職サイトランキング IT・Web・エンジニア転職サイト

看護師転職サイトランキング 薬剤師転職サイトランキング

保育士転職サイト 介護士・介護職転職サイト