保育士が保育コンシェルジュ転職!子育て支援を行うために必要な知識

保育士が保育コンシェルジュ転職!子育て支援を行うために必要な知識

近年、「保育コンシェルジュ」を設置する市区町村が増えてきているのをご存知でしょうか。保育コンシェルジュは各区のこども家庭支援課に配置され、保育を必要とする保護者にとってなくてはならない存在となっています。

保育コンシェルジュは、保育士資格をもった人が多数活躍しています。今回は、保育コンシェルジュの特徴と、保育士が保育コンシェルジュに転職したときのメリットや注意点など、役に立つ情報をお届けしたいと思います。

 

1.保育コンシェルジュとは?

保育コンシェルジュ 説明

保育コンシェルジュとは、就学前の子どもを保育園に預けたいのにも関わらず、抽選に落ちるなどして預け先に困っている保護者からの相談に応じ、保育希望者と保育施設を結びつける役割を持ったコンシェルジュのことを指します。

保護者のライフスタイル・収入を考慮しつつ保育施設を探したり、保育サービスの情報などを提供します。

 

待機児童ゼロを目指すため配置された課である

ニュースでたくさん取り上げられているように、近年待機児童問題が深刻な状況になっています。各自治体では待機児童ゼロを目指すため、新たに「保育コンシェルジュ」を導入し始めました。

実際、千葉県千葉市では平成22年の待機児童数が324人だったのに対し、保育コンシェルジュ導入後年々その数を減少させ、4年後の平成26年に待機児童ゼロを実現させています

 

子を持つ保護者の悩みを解決する職業

保育コンシェルジュは、保護者の保育に関する悩み解決に導く職業です。利用者は以下のような悩みや疑問をもっています。

  • 自分の住む自治体にはどんな保育サービスがあるのか
  • 自分が受けれるサービスとはなにか
  • 子どもを預けることができる施設を知りたい
  • 保育所と幼稚園の違いを知りたい
  • 保育園に落ちてどうすればいいのか分からない

このように、人により持つ悩みはそれぞれです。保育コンシェルジュは自分の知識を活かして利用者の悩みを解決してあげなければなりません。

 

保育コンシェルジュへの応募資格

実際にあった応募資格は下記の通りです。

  • 保育に関心がある
  • 子育て中の保護者を応援したいという意欲がある
  • パソコンの操作が可能(ワード・エクセル程度)

保育士や幼稚園教諭の資格をもっていなくても応募可能な自治体はありますが、資格を持っていることを必須条件としている自治体もあり、さらには勤務年数などの条件を設けている自治体もあります。

もし資格の条件がなくても、実際資格を持っている人と持っていない人ではやはり有資格者の方が採用される可能性は高いです。よって保育コンシェルジュは保育士免許を持つ人が多く活躍している職場ということになります。

 

2.保育コンシェルジュの仕事内容

保育コンシェルジュ 仕事内容

保育コンシェルジュは保育園で働く保育士のように身体を使ったお仕事ではなく、オフィスワークとなります。保育コンシェルジュに転職した場合の主な仕事内容は以下の通りです。

  • 保育や子どもの教育に関する相談・助言
  • 個人のニーズに合わせた保育施設の斡旋
  • 保育サービスなどの情報収集
  • 相談記録などの作成・まとめ
  • 待機児童の調査・分析・会議での発表

このように、保育園で働く保育士とは全く違った業務内容になります。今まで一般事務員などで働いたことのない人は、環境や仕事に慣れるのに時間がかかるかもしれません。

 

希望の保育園に落ちた人へアフターフォローを実施する

保育所に申し込みをしていたのにも関わらず、結果的に入所ができなかった家庭に対して保育コンシェルジュから連絡をします。保護者の意向を聞いた上で代替保育園の提案をしたり、ニーズにあった保育園を探したりします。

 

保育サービスの情報提供を行う

保育施設への入所を希望する子どもを持つ保護者に対し、認可保育所・認定こども園・一時保育・小規模保育事業などの保育サービスの情報提供を行います。主に窓口や電話にて対応しますが、別会場で相談を実施する自治体も存在します。

スムーズな提案をするためには、地域や近隣などの保育サービスの情報が必要ですので日々情報収集を怠ってはいけません

 

待機児童を減らすための活動をする

保育コンシェルジュを設置する1番の目的は何といっても1人でも多くの待機児童を減らすことです。そのために保育コンシェルジュは、保護者の相談・質問・悩みをしっかり記録し、その問題の解決に向けて行動しなければなりません。

まとめた資料を基に調査や分析をして会議に参加することで、待機児童を減らす政策を参加者みんなで考えていきます。

 

3.保育コンシェルジュになるメリット

保育コンシェルジュ メリット

保育士が保育コンシェルジュになった場合、普通の保育園などで働くのと比べてどのようなメリットがあるのでしょうか。保育コンシェルジュという職業に興味がある方は是非チェックしてみてください。

 

地方公務員になれること

保育コンシェルジュは区役所や市役所の中にある家庭支援課に配置されていますので、当然公務員の扱いとなります。公務員は良いイメージが強いですよね。保育コンシェルジュとは保育士が公務員として働ける数少ない職種です。

 

体力的な負担が少ないこと

保育園では元気いっぱいの子ども達と遊び、イベントなどの準備や雑務などもこなさなければならず体力的に相当厳しかったでしょう。ですが保育コンシェルジュは基本的に座り仕事ですし、走って動き回ったり過度な労働をさせられることがありません

ですので体力的に保育士として働くことが辛くなってきた人にはもってこいなお仕事と言えるでしょう。

 

完全土日祝日休みであること

保育コンシェルジュは役所に勤める人間ですので、完全土日祝日休みです。年間のカレンダーがでますので先の予定を立てやすいですし、家族との時間を充分にとることができます

保育園のイベントは土日に設定されることが多いので、必ず土日祝日に休める公務員として働けることはとても大きなメリットでしょう。もちろん年末年始やお盆などの休みも設定されています。

 

今までの経験を活かすことができること

保育コンシェルジュは保護者から保育園入園のことだけではなく、保育全般の悩みなども相談されます。保護者の悩みを解決するためには、幅広い知識と今まで培ってきた経験が必要です。

今まで頑張って現場で働いてきたのですから、せっかくなら知識・経験を活かしたいですよね。保育コンシェルジュはあなたの知識・経験を活かせる職業です。

 

やりがいを感じられること

保育コンシェルジュは利用者の悩みを親身に聞き、解決する職業です。利用者が知らなかった知識や情報を教えてあげることで、利用者とその子どもにとってよりよいライフスタイルを提供してあげることが可能です。

悩みを解決できた時は自分のことのように嬉しいですし、同時に感謝されるため、やりがいを感じやすい職業だといえます。また、社会貢献に繋がっていると実感することが多いため、仕事のやる気アップにも繋がります。

 

4.保育コンシェルジュになるデメリット

保育コンシェルジュ デメリット

保育コンシェルジュになることで得られるメリットはたくさんありますが、同時にデメリットも存在します。転職を考えているのであれば、デメリットもきちんと把握しておくことが大切です。以下にデメリットをご紹介いたしますので参考にしてください。

 

正規雇用で働くことが難しい

保育コンシェルジュは基本的に嘱託員であり、地方公務員扱いになります。基本的に自治体は嘱託員として募集をかけています。ですので正規雇用で働くことは難しく、予め雇用期間が定められてる場合もあります。(更新するかどうかは自治体によります)

長期的な雇用を求めている人には合っていないでしょう。

 

募集人数が極端に少ない

近年保育コンシェルジュを設置する自治体が増えてきているとはいえ、全国的に見ると設置している自治体は少ないと言えます。それに保育コンシェルジュが設置されていても配置人数が1名程度のため、保育コンシェルジュになるのはかなり狭き門といって間違いないです。

 

クレーム対応が大変

相談にくるのは、保育に関して悩みを持つ保護者です。中には保育園に落ちた怒りをどこにぶつけていいか分からず、理不尽に怒りをぶつけてこられることもあります。理不尽なクレームをスルーできる人ならいいですが、そうでない人は向いていないでしょう。

理不尽な怒りをぶつけられた場合は、相手を逆なですることはせずにひたすら申し訳なさそうにすることが1番穏便に事を済ませられる方法でしょう。

 

保育だけでなく他の知識取得を求められる

保育園など保育業界で働いた経験を持つ人であれば、保育知識の習得は既にできていると思いますが、保育コンシェルジュには保育知識だけでなく福祉的な知識などの専門的な知識も求められます

その知識取得のためにはやはり自己学習は必須です。意欲的に勉強しなくてはならないことを予め把握しておきましょう。

 

まとめ

保育コンシェルジュという職業は、現場とはまた違った角度から保育と関わることができるので、新しい保育観などを発見することができます。転職先を考えているようでしたら、求人数はとても少ないですが保育コンシェルジュはとてもオススメです。

まだまだ認知度が低い保育コンシェルジュですが、実際に保育コンシェルジュのおかげで待機児童がゼロになった事例もあるので、今後も保育コンシェルジュを設置する自治体が増えてくると予想されます。興味のある人は自分が済む自治体に保育コンシェルジュが設置されているか確認してみましょう!

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