保育士の資格!運動保育士に求められることとメリット・デメリット

保育士の資格!運動保育士に求められることとメリット・デメリット

保育士のスキルアップ資格で、「運動保育士」という資格が存在するのはご存知でしょうか。近年子どもの運動能力や体力が低下しているために運動保育士という資格が設けられました。

運動することの大切さや、運動を通じて子ども達のお世話をしたい!と考える保育士にとってはもってこいの資格です。運動保育士について説明いたしますので、興味のある保育士はぜひご覧ください。

 

1.運動保育士とは

運動保育士 説明

運動保育士とは、保育のみならず運動に関しても多彩な知識と実践力を持つ保育と運動のプロフェッショナルのことを指します。短期大学の教授である柳沢秋孝氏が提唱する「柳沢運動プログラム」を基礎とし、子どもに運動遊びを教えます。

近年、運動保育士は様々な保育施設や自治体で注目されており、運動保育士が活躍できる場が増えてきています。これからもその需要はどんどん高まるでしょう。

 

子どもの運動能力向上と発育促進をサポートする職業

運動保育士は子ども達に運動を教えてあげることで、運動能力の向上と発育促進をサポートしてあげなくてはいけません。運動することが脳に良いことは科学的に証明されており、現代の保育においてその重要性が問われています。

 

独自のプログラムで子どもの発育を促すプロ

運動保育士が子どもに教える運動は、「柳沢運動プログラム」を基礎に構成されています。このプログラムを作った柳沢秋孝教授の研究では、幼児期の運動が今後の感情コントロールや知性・心の発達に繋がると考え「柳沢運動プログラム」を考案しました。

運動保育士はそのプログラムを学び教えることで、子どもの体と心の成長を促します。

 

2.運動保育士に求められることとは

運動保育士 求められること

現代の子どもは体を動かすことが苦手なため身体機能が発達しておらず、転びやすかったり姿勢が悪いなどの悪影響がでています。運動保育士は、子どもの年齢にあった身体機能を習得してもらうための運動遊びを提供することを求められています。

以下が運動保育士に求められることです。このポイントを前提に、子どもの体も心も成長させてあげてください。

 

全ての子どもに運動を好きになってもらうこと

前提として、子どもに運動を好きになってもらう必要があります。一昔前は子どもはみんな体を動かすことが好きでしたが、現代の子どもは外に出ることを嫌がり、体を動かすことが苦手な子が多いようです。

運動保育士は、運動が苦手な子ども達に体を動かす楽しさを教えてあげなければなりません。そのためには、子どもの興味をひく運動方法を学ぶ必要があります

 

運動を通じて子どものやる気を引き出すこと

子ども社会では、他の子ができない事・難しいことが出来る場合、それは大きなステータスになります。例えば、走るのが速かったり逆上がりができるなどは、やる気がグングン湧いてくる要素のひとつとなります。

そのようなことから子どもは挑戦することを楽しむようになります。運動保育士は、子どもの潜在的な能力を運動を通して開花させてあげなくてはなりません。

 

運動遊びが脳を育てる

運動はただ身体機能を高めるだけでなく、脳も同時に育てます。例えば「努力をすれば逆上がりができるんだ!」と感じることは、その子の5年後10年後の今後の人生において、頑張ることや挑戦することの意識に大きく関わってくるでしょう。

運動遊びは脳も育てるということを念頭においておきましょう。

 

3.運動保育士の資格について

運動保育士 資格

運動保育士の資格には以下の2種類の資格が用意されています。

  • 「運動遊び実践」コース
  • 「子育て脳機能」コース

両資格共に、初級・中級・上級が用意されています。どの資格をとるにしても資格取得のためには資格認定試験(講座)を受講する必要があります。各地で開催されているので、最寄の開催地で受講しましょう。

 

「運動遊び実践」コースの特徴

 「運動遊び実践」コースは別名「幼児期運動指導検定」コースとも言います。このコースでは、子どもの年齢に合った運動遊びができるプロを養成するコースとなっています。

単純に運動を教える先生を養成するわけではなく、子どもが運動を好きになってくれるような興味をひく運動指導ができる他、運動遊びの年間計画をたてることのできるプロを養成します。

 

各級別の資格取得期間と費用とは

受験する級により期間や費用が異なります。以下に記しますので確認してください。

  • 初級:費用17,000円、期間 半日
  • 中級:費用38,500円、期間 2日
  • 上級:費用68,500円、期間 2日

初級では「運動遊びアシスタント」を取得することができ、中級では「0~2歳児の運動遊び・親子運動」上級では「発達障害や発達遅延の子の運動遊び・声がけ」などを学びます。自分のニーズに合った資格取得を目指してください。

 

「子育て脳機能」コース特徴

「子育て脳機能」コースは、子どもの記憶力の向上・数の認知・語彙力・集中力などを身につけるためのコースです。子どもの脳機能を学ぶことにより、学力の向上やコミュニケーション力を伸ばす知識を学ぶことができます。

 

各級別の資格取得期間と費用とは

「運動遊び実践」コースと同様、「子育て脳機能」コースも受験する級により期間や費用が異なります。以下に記しますので確認してください。

  • 初級:費用17,000円、期間 半日
  • 中級:費用28,500円、期間 2日
  • 上級:費用28,500円、期間 2日

中級・上級の費用が「運動遊び実践」コースより安くなっています。

初級では「子育て脳機能アドバイザー」・中級では「子育て脳ディレクター」・上級では「子育て脳機能プロデューサー」の資格を取得できます。

 

両コースの取得を目指す方がベター

運動保育士の役割は、運動で身体機能を高めるだけでなく同時に脳を育てることを目的としているため、「運動遊び実践」コースと「子育て脳機能」コースの両方が重要視されます

片方のみ資格取得をすることも可能ですが、できれば両方の資格を保有していたほうが上手に指導できますし、保育園側からも重宝されるでしょう。

 

4.運動保育士になるメリット

運動保育士 メリット

需要が高まりつつある運動保育士ですが、実際にはまだ運動保育士としての求人は少ないです。ですが運動保育士の資格を持っているということにより、運動に力を入れている保育園でしたらスムーズな転職が可能でしょう。

まだあまり世間に認知されていない運動保育士ですが、資格をとるメリットはたくさんあります。そのメリットは以下の通りです。

 

子どもの著しい成長に携わることができる

体と心に効果的な運動遊びの教育を受けた子どもとそうでない子どもの差は歴然です。適切な運動遊びの教育を受けた子どもは全身の運動機能だけではなく、文字・絵画・ものづくりなど知力体力共に素晴らしい成長をします。

をまた、自分が指導することにより子どもの成長を間近で見れることは保育士にとって何より嬉しいことです。

 

プライベートでも知識を活かせる

運動保育士になるために得た知識は仕事で活かせるだけでなく、将来自分の子ができた時にとても役に立ちます。きちんと学ぶことにより、自身を持って子育てをすることができます

既に自分の子どもがいる・将来子どもを作ろうと思っている人にとっては、取得しておいて損はない資格といえるでしょう。

 

子どもへの理解を深めることができる

子どもの運動機能と脳機能を学ぶことにより、子どもへの理解を深めることができます。大人と子どもの思考回路は全く違います。子どもの思考回路を把握することで、子どもの失敗などを肯定的に捉えることができるようになります。

また、子どもの行動パターンを知ることで、ケガのリスクなども事前に回避することができます。

 

5.運動保育士になるデメリット

運動保育士 デメリット

保育士にとって、保育のスキルを高めることは今後の保育士生活において重要なことであり、運動保育士という資格を取得することもスキルアップのうちの1つでしょう。知識ややりがいという点でメリットが大きい運動保育士ですが、デメリットも存在します。

以下に運動保育士になるデメリットを紹介いたします。

 

資格取得の費用が高い

運動保育士の資格は上級でも2日で取得できるため、比較的簡単にとれる資格ですが、とにかく費用が高いです。「運動遊び実践」コースと「子育て脳機能」コースの全ての級を取得しようとしたら、合計で198,000円という費用がかかります。

「運動遊び実践」コースと「子育て脳機能」コースの初級を同日に受験する場合、パック料金として3,500円の割引がありますが大きな割引ではないので、正直そこまでお得感はないです。

 

資格を持っているからと言って給与アップには繋がりにくい

運動保育士の資格を保持している保育士は、転職時もちろん優遇されるでしょう。ですが資格をもっているからと言って給与や待遇が大幅に良くなることは少ないようです。

給与アップを目指して資格取得を目指すというよりは、自分に知識をつけるために取得する、という気持ちで資格取得に挑んだほうが良いかもしれません。

 

まとめ

運動保育士について細かくご紹介しましたがお分かりいただけたでしょうか。運動保育士はこれからどんどんニーズが増えてくるでしょう。

運動保育士の資格である「運動遊び実践コース」と「子育て脳機能」コースの両方の資格取得には少々費用がかかりますが、保育士としてのスキルアップにもなりますし将来プライベートでも活かすことができるかもしれません。

現代の子ども達に体を動かす楽しさを教えてあげると共に、心の成長も促してあげれるような運動保育士を目指してください!

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