深夜保育を実施する夜間保育所で働くメリット・デメリット

深夜保育を実施する夜間保育所で働くメリット・デメリット

まだ数は少ないですが、夜間保育所という施設があるのをご存知でしょうか。園によって異なりますが、基本的には22時までが保育時間です。中には24時間保育を行う施設もあります。

日中子どもを預かる保育園とは違い、夜間の保育では園児の1日の疲れを癒してあげなくてはいけません。日中の保育とまた違った仕事内容ですので、保育士としてのスキルアップにも繋がるでしょう。

転職を考えている人は、新たな働き方の1つとして深夜保育園で働くことを考えてみてはいかがでしょうか。以下に深夜保育に関しての情報をまとめているので、ぜひご覧ください。

 

1.深夜保育(夜間保育所)とは

夜間保育 説明

深夜保育は、1981年に旧・厚生労働省が保育の新たな制度として取り入れました。一般的に、深夜保育を行う保育所を「夜間保育所」と呼びます。

延長保育と間違われがちですが、深夜保育園では11時から22時が基本開所時間と定められているため、通常の保育園で行われている延長保育とは異なります

 

近年全国的に夜間保育所が増加している

夜間保育所は2003年時点で全国58箇所でしたが、働く女性が増えたためか徐々にその数が増え続け、2014年時点で全国80箇所に増加しています。

政府は、女性が社会で活躍できる制度をこれからどんどん作っていくと予想されるため、これからますます夜間保育所が増える見込みです。それに伴い、保育士の求人も増えるでしょう。

 

主に認可外保育園で取り入れられている

夜間保育のニーズは増加しているとはいえ、認可の保育園で夜間保育を実施しているところはまだ少ないようです。現在は主に認可外保育園で夜間保育が実施されています。認可保育園で実施される日も遠くはないでしょう。

 

仕事などで夜間に子どもをみれない人が利用している

深夜保育を希望している保護者は、仕事などの理由で早い時間に子どもをお迎えに行くのが不可能な方が多いです。深夜保育は保護者の育児の負担を軽減するだけでなく、子どもが家に1人で取り残される時間を減らすことができる、とても重要な施設です。

 

2.夜間保育所での保育士の仕事内容

夜間保育 仕事内容

基本的な仕事内容は、通常の保育園と同じです。ですが預かる時間に違いがあるため、少し違いがあります。夜間保育所で働く保育士の主な仕事内容はこちらです。

  • 入浴のサポート
  • 睡眠のサポート
  • 排泄のサポート

夜の時間帯は、活発に動き回るというよりも体を休める時間帯なので、以上のような仕事がメインとなってきます。

 

間違った入浴サポートは腰痛の原因になるので注意

子どもと大人では身長差が大きいため、保育士は入浴サポート中に腰を痛めてしまう可能性があります。よくありがちな間違った入浴方法は以下の通りです。

  • 立位や中腰で前かがみの姿勢になる
  • 濡れるのを避けるため体から遠い位置で園児を抱える

このような姿勢はできる限り避け、無理のない体勢で入浴をサポートしましょう。また、自分で歩くことができる園児は自分でお風呂に入ってもらうようにし、保育士は見守る形をとると良いです。

 

触れ合うことで心地よい入眠をサポート

睡眠のサポートでは、なかなか園児が寝てくれなかったり、寝ても夜泣きなどをする園児が少なくありません。そんな時は身体の一部をさすってあげたり、一緒にくっついて寝てあげることにより入眠を促すことができます。

子どもは人の体温を感じると安心するものです。日中動き回って疲れた体をしっかり休ませてあげるため、保育士は寝かしつけのテクニックを知っておく必要があります。

 

トイレに対する不安を取り除いてあげる

園児の中にはトイレを嫌がる子がいます。人が生きていく中で、排泄することはとても大事なことです。ですので無理矢理排泄させるのではなく、自らトイレに行くように保育士がサポートしてあげなくてはなりません。

園児がトイレを嫌がる理由は様々ですが、必ず理由があるものです。その要因を探し、不安を取り除いてあげましょう。また、トイレが楽しくなるように常にトイレを清潔に保つ・明るい空間作り・花を置くなどして工夫をするのも良いでしょう。

 

3.夜間保育所で働く保育士の心構え

夜間保育 心得

今まで日中の保育園でしか働いたことのない保育士が夜間保育所で働く前に、以下の心構えをしていかなければなりません。園児に心地良い空間を提供してあげれる保育士になるためには必要なことです。

しっかり学んで最高の保育士になりましょう。

 

子どもが寂しい思いをしているということを忘れない

仕方のない事情があり、保護者は夜間に子どもを預けていますが、やはり子どもは保護者のことが大好きです。寝るときは保護者に傍に居てほしいものですし、早く迎えに来ることを願っています。

保育士はそんな子どもの心のケアをしてあげなくてはなりません。子どもの気持ちに寄り添って、温かく接してあげましょう。少しでも寂しさを埋めてあげることが大切です。

 

夜間保育士は気力が必要

日中の保育士と比べ、体力的には随分楽な深夜保育士ですが、日中の保育士以上に気力が必要となってきます。気力というのは、夜泣きをなだめることであったり、寝かしつけの際に自分も寝てしまわないように意識をしっかりもつことです。

日中に遊びすぎて体が疲れてしまうと、つい保育中にウトウトしてしまう…、ということも少なくありません。子どもと一緒に居眠りなんてしてしまわないように自分の体調管理をしっかりしましょう。

 

様々な年齢の子どもを保育しなければならない

通常の保育園では年齢ごとにクラスが分けられているため、保育士が受け持つ子どもの年齢は同じです。ですが夜間保育所では、年齢別にクラスが分けられている場合は少ないです。ですので、保育士は様々な年齢の子どもに対応せねばなりません。

子どもの年齢のよりベストな保育方法も変わってきますので、それに合わせた保育知識を習得する必要があります。質の高い保育をするためにも必ず勉強しましょう。

 

4.夜間保育所で働くメリット

夜間保育園 メリット

本来であれば家でゆっくり過ごす夜間の時間帯に仕事をしなければならない深夜保育園の保育士ですが、メリットも当然あります。保育士が深夜保育園で働いたときに得られるメリットはこちらです。

  • スキルアップできる
  • 給与が高い
  • 日中の時間帯を有効活用できる
  • 日中に比べ体力的に楽

保育士が深夜保育を希望する1番の理由は、給与が多く貰えるという理由だそうです。

 

日中の保育では得れない経験ができる

深夜保育では、日中の保育と保育の方針が変わります。ですので日中でしか保育をしたことがない保育士にとっては、仕事の幅が広がります。色んな経験をすることは転職をする際に絶対有利に働きます。

新しい仕事を1から覚えることは少し大変かもしれませんが、保育士としてスキルアップしたいならピッタリな仕事です。

 

深夜手当てのおかげで給与アップ

深夜の時間に働くのですから、もちろん深夜手当てがつきます。保育士の給与が決して高いとは言えませんから、夜間に働くことに抵抗がない方であれば効率よくお金を稼ぐことができます。

 

銀行や病院に行きやすい

夜間保育のメリットは、なんといっても日中自由な時間を過ごせるということです。日中働いていたら、なかなか市役所・銀行・病院に行くのが難しいです。夜間からの仕事でしたらそんな心配はいりません。

また、平日の昼間は土日に比べて比較的人が少ないので、どこへ行っても快適に過ごすことができるでしょう。

 

動きまわらないので体力を使わない

18時以降は、子どもたちが体を休める時間になります。ですので、日中のように外で遊んだり走り回ったりさせることは基本的にありません。夏の暑い時期や寒い時期に外に出て遊ぶことが苦手な保育士にとっては、夜間保育の業務スタイルがピッタリでしょう。

 

5.夜間保育所で働くデメリット

夜間保育園 デメリット

夜間保育所で働くメリットがある一方、もちろんデメリットも存在します。子どもが活発に動きまわらない夜間に働くならではの、考えられるデメリットは以下の通りです。

  • シフト制の場合、勤務開始時間が固定ではない
  • 24時間体制の夜間保育所だと夜勤がある
  • イベントに携わることができない

夜間保育所に勤めると、健康的な生活が送りづらいというデメリットがあります。また、イベントを通して園児の成長を見ることはできないです。

 

生活リズムが安定しずらい

働く園がシフト制を採用している場合、出勤時間が異なるため、しっかりとしたスケジュール管理が必要になります。出勤時間によりご飯を食べる時間や起きる時間などを変動させなければならず、生活リズムが安定しずらいと言えるでしょう。

 

夜勤がある場合がある

24時間保育を行っている園で働く場合、夜勤がまわってくることは回避できないでしょう。本来夜は人が眠る時間ですから、体にムチうって働くことになります。

どうしても夜勤に入りたくない人や、物理的に入れない人などは、予め面接の段階で夜勤はできないことを伝えておくことが重要です。

 

大きな行事に携わることができない

通常の保育園は、運動会・クリスマスパーティー・発表会など季節によって様々なイベントが催されています。ですが夜間保育所ではそういったイベントは開催されないと考えてよいでしょう。

イベント前の準備や制作といった保育士の負担は軽減しますが、イベントが好きな保育士は物足りなさを感じてしまうかもしれません。

 

まとめ

深夜保育(夜間保育所)で働く際に知っておいたほうがよい情報をご紹介しましたがいかがでしたか。夜間保育所のメリット・デメリットを知りどう感じたでしょうか。転職する際、どこの施設にでも言えることですが、納得のいく職場を見つけることが重要です。

まずはメリットとデメリットを知った上で、自分の性格やライフスタイル、また理想のワークスタイルを天秤にかけて転職先を決めましょう。

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