派遣の3種類とは?一般・特定・紹介予定派遣について

派遣の3種類とは?一般・特定・紹介予定派遣について

近年、新たな働き方として、派遣への転職を考えている人が増えています。一般的な派遣のイメージといえば、好きな時に好きなだけ働けて、会社の責任の位置としては、正社員とアルバイトの中間といったイメージを持たれている人が多いのではないのでしょうか。

数年前には、正社員になれない人が派遣になるといったあまり良くないイメージを持つ人が多かったのですが、現在はプラスの考え方で派遣という働き方を選択する人が増えてきています。

「派遣」と言っても、派遣の中には3つの種類があり、それぞれによって働き方も仕事内容や働き方も変わってきます。そこで、今回は人材派遣の3つ種類について詳しく見ていきたいと思います。

派遣への転職をお考えの方は、事前に確認しておきましょう。

 

 

1.一般労働者派遣とは?派遣の王道!

一般労働者派遣とは?派遣の王道!

一般的に知られている「派遣」が、「一般労働派遣」になるかと思います。一般労働派遣では、労働者が派遣先を選択することができるというのが特徴です。一般派遣で良くある例としては、登録派遣と呼ばれるもの、臨時・日雇い派遣といったものが挙げられます。

 

登録型派遣の場合

一般派遣の登録型派遣というのは、人材派遣の中で最もスタンダードなもので、人材派遣の約8割が登録型派遣になっています。

登録型派遣の場合、一般的には労働者が派遣会社に自分の簡単なプロフィールや希望条件を登録して、その条件に見合ったものや、派遣会社が労働者に合うと思った求人をいくつか紹介してもらえます。そして、労働者がその求人の中から、働きたいと思った派遣先を選択し、働き先を決定する流れになっています。

 

登録型派遣・終業開始までの流れ(例)

(1)派遣会社のインターネットサイトで無料登録

(2)派遣会社への本登録

(直接行く、またはメールや電話でのやり取りになります。)

(3)希望条件に沿った勤務先の紹介・選択・決定

(4)契約書の受け取りと派遣会社との雇用手続き

(派遣会社によっては研修がある場合も)

(5)就業開始

 

登録型派遣のメリット

登録型派遣のメリットとしては、以下のようなメリットが挙げられます。

  • 自分で派遣先を選択することができる
  • 自分の希望条件で働ける
  • 自分が働きたい期間で働くことができる
  • 辞めたいと思ったときに辞めれる
  • 責任の重い仕事があまり無い

登録型派遣の場合、効率よく仕事を探すことができるため、自分が好きな転職先を労働者が決めることができるので、勤務地や働く曜日、時間、仕事内容を好きなように決めることができます。

 

登録型派遣のデメリット

登録型派遣のデメリットとしては、以下のような点が挙げられます。

  • 昨日条件に合った求人がない場合もある
  • 求人が来ない場合は無給になってしまう
  • 正社員になれない
  • 契約の更新がなければ次の仕事を探さなければならない

正社員を目指している方や、安定的に収入が欲しい方、同じ職場で長く働きたい方などには、登録型派遣は向いていません。

 

臨時・日雇い派遣の場合

登録型派遣の次に多くなっているものが、臨時・日雇いでの派遣になります。臨時や日雇い派遣とは、1日単位の雇用契約で働く一般労働者派遣のこと言います。また、臨時・日雇い派遣については、求人先によって就業までの流れが異なるため、就業前にきちんと確認しておくことが大切です。

 

臨時・日雇い派遣のメリット

臨時・日雇い派遣のメリットとしては、下記のようなことが挙げられます。

  • 自分の予定に合わせて仕事ができる
  • 人間関係に悩まない
  • 給与が比較的高い
  • いろいろな経験ができる
  • 基本的にその日に給与がもらえる

日雇いの場合1日という、とても単発な働き方ができるため、自分の予定に合わせて仕事ができるという点がメリットになります。また日雇い派遣の場合、通常の業務と比べても給与が高くなっているため、急な出費などでお金に困った際など、自分の都合に合わせて働くことができます。

 

臨時・日雇い派遣のデメリット

臨時・日雇い派遣のデメリットとしては、下記のようなことが挙げられます。

  • 安定していない
  • 正社員になれない
  • スキルアップしづらい
  • 労働者自身のスキルや条件によっては求人の幅が変わる

臨時や日雇い派遣のデメリットとしては、1日という短い期間での働き方になるため、安定しておらず、また求人に関してもあまり好条件な求人が少なくなっているということです。

 

一般労働者派遣の臨時・日雇いの注意点

臨時や日雇い派遣を行う際には、注意してもらいたい点が幾つかあります。なぜかというと、2012年10月より施行された労働者派遣法改正法により、雇用期間が30日以内での日雇い派遣については原則禁止になったためです。

しかし、この禁止の対象から外された例外の業務と対象者もあります。そのため、日雇い派遣をする際には、下記の項目に当てはまるかを確認してから就業しましょう。

 

日雇い派遣で働くことのできる業務

  • ソフトウェア開発
  • 機械設計
  • 事務用機器操作
  • 通訳、翻訳、速記
  • 秘書
  • ファイリング
  • 調査
  • 財務処理
  • 取引文書作成
  • デモンストレーション
  • 添乗
  • 受付・案内
  • 研究開発
  • 事業の実施体制の企画、立案
  • 書籍等の制作・編集
  • 広告デザイン
  • OAインストラクション
  • セールスエンジニアの営業
  • 金融商品の営業

 

日雇いや派遣で働くことのできる人

  • 60歳以上の方
  • 雇用保険の適用を受けない学生(いわゆる昼間学生)
  • 生業収入が年間500万円以上の方(副業として派遣労働を行う場合)
  • 生計を一にする配偶者等の収入により生計を維持する方で、世帯収入の額が年間500万円以上(主たる生計者以外の方)

上記の項目に当てはまる場合は、30日以内であっても日雇い派遣として働くことが認められています。そのため、日雇い派遣をすることを認められている大学生などは、1日などの単発で働いている場合も多くなっています。日雇い派遣として働く際には、上記の点についてしっかり確認しておきましょう。

 

2.特定労働者派遣とは?派遣だけど正社員?!

特定労働者派遣とは?派遣だけど正社員?!

特定労働者派遣とは、労働者が派遣会社に雇用され、そこから派遣先に派遣されるというものです。登録型派遣と大きく異なる点としては、仮に派遣先がなくなったとしても、派遣会社の自社で働くか、新たな派遣先で勤務するなど、継続して給与をもらうことができるという点です。

 

特定労働者派遣の就業までの流れ

特定労働派遣の場合は、派遣会社の社員として雇用されることになるため、基本的には一般的な正社員と同様な採用方法で採用される場合が多くなっています。

派遣会社によっては、登録型派遣から特定派遣労動者として社員登用する会社もあるようです。

 

特定労働者派遣のメリット

特定労働者派遣のメリットとしては下記のようなことが挙げられます。

  • 雇用が安定している
  • 経済面でも安定がある
  • 交通費や賞与がある場合もある
  • 退職金がもらえる場合もある
  • 研修や福利厚生を受けれる場合もある

特定労働派遣の最大のメリットと言えるのが、「雇用形態が、正社員や契約社員と同様になるため、雇用が安定し、経済的な面や福利厚生面がある程度、保養される」ということです。

 

特定労働者派遣のデメリット

特定労働者派遣のデメリットとしては下記のようなことが挙げられます。

  • 一般労働派遣のように好きな時に好きなだけ働くといった働き方はできない
  • 求人の業種に偏りがある
  • 一般労働派遣と比較すると責任が重い
  • 派遣先で、ハードな仕事を振られることも

特定労働者派遣として働く際には、派遣でありながらも所属している派遣会社の一社員であるということを忘れてはいけません。

 

3.紹介予定派遣とは?正社員への近道!

紹介予定派遣とは?正社員への近道!

将来的に正社員を目指しているという方には、派遣の中でも紹介予定派遣がオススメです。紹介予定派遣とは正社員になることを前提に一定の期間だけ派遣社員として働く派遣のことです。

 

紹介予定派遣の就業までの流れ(例)

ここでは、一般的な紹介予定派遣の就業までの流れをご紹介します。

(1)派遣会社のインターネットサイトで無料登録

(2)派遣会社への本登録

(直接行く、またはメールや電話でのやり取りになります。)

(3)希望条件に沿った勤務先の紹介・選択・決定

(4)契約書の受け取りと派遣会社との雇用手続き

(派遣会社によっては研修がある場合も)

(5)派遣先での就業開始(最大6か月間の就業)

(6)今後の就業・契約についての話し合い

(7)派遣就業の終了

(8)派遣先との直接雇用にて就業開始

紹介予定派遣では、上記のような流れが派遣先との直接雇用までの流れになります。

 

紹介予定派遣のメリット

下記が紹介予定派遣のメリットになります。

  • 正社員になるかどうか考える期間が持てる
  • 真面目に働けば正社員への道が開ける
  • スキルアップできる

紹介予定派遣の良いところは、労働者自身も、実際に働いて派遣先の正社員になるかどうか考えることができるという点です。また、基本的には採用されることが多くなっているため、真面目に取り組める人にとっては、正社員採用よりも、採用のハードルが低いと言えます。

 

紹介予定派遣のデメリット

紹介予定派遣には、下記のようなデメリットがあることも忘れてはいけません。

  • 正社員になれない可能性もある
  • 雇用が見送りになった場合はそこでは働けなくなる
  • 正社員になった瞬間態度を変えてくる派遣先もある

上記が紹介予定派遣のデメリットになります。紹介予定派遣では、企業と労働者が互いにミスマッチのないように見極める期間が持てます。その期間をいかに活用するかが重要になってきます。

 

まとめ

これまで「派遣」と聞くと、どうしてもマイナスのイメージが先行しがちでした。しかし、現在は派遣の働き方もとても幅広くなってきています。今回は、派遣の中でも特に求人数の多い「一般労働者派遣」、「特定労働者派遣」、「紹介予定派遣」をご紹介しました。それぞれのメリット、デメリットがあり、どの派遣を選択するかは、人それぞれです。

ただし、間違った選択をしてしまうと、こんなはずではなかったのにという思いをしてしまうことになります。後悔しないためにも、派遣を始める際には、派遣の種類をきちんと確認しておきましょう。

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