新卒でベンチャー企業を受ける際に必要な覚悟と考えておきたいこと

新卒でベンチャー企業を受ける際に必要な覚悟と考えておきたいこと

新卒でベンチャー企業に就職を考えている学生は多いのではないでしょうか。

そして、ベンチャー企業に憧れる学生が口をそろえて言う言葉が「はやく成長したい」というキーワードです。ですが、早く成長したいという内容は場合によっては良い判断基準ではありません。

就職活動では、自分の本質を知ったうえで社会人として何をしたいか何を達成したいかを深く考える必要があります。そのため、はやく成長したいという思いだけでベンチャー企業を選ぶことは不十分です。

では、どんなところに注意する必要があるのでしょうか。確認してみましょう。

 

1.新卒でベンチャー企業に入る前に必要な9つの覚悟

新卒でベンチャー企業に入る前に必要な覚悟について

新卒でベンチャー企業を受ける際には、ある程度の覚悟が必要です。ではいったいどのような覚悟が必要なのでしょうか。確認していきましょう。

 

(1)ベンチャー企業の就職はリスクが大きいこと

ベンチャー企業には、一般企業とは異なるメリットがある反面、デメリットも数多く存在します。そのデメリットをしっかり理解した上で入社を希望するのか判断する必要があります。

以下にベンチャー企業のデメリットをまとめてみました。全て覚悟できるか自分自身と相談してみてください。

  • 会社として安定していない
  • 就業時間はないものと考える
  • 何が起きても全て自己責任
  • 充実した福利厚生は存在しない
  • 事前教育やビジネスマナーの指導は受けられない
  • 先輩社員に相談や質問をできない状態でも仕事を進めなければならない
  • 人に余裕がないため休日取得も難しい

上記のようなデメリットが存在します。もちろん、人それぞれデメリットに感じる項目は異なります。

ベンチャーのデメリットとは対照的に、大手企業で見られる作業のような仕事の繰り返しの方が苦手な方もいると思いますので、まずは上記の項目を理解した上で、本当にベンチャー企業で働きたいか自問自答してみましょう。

 

(2)新卒でベンチャー企業に入ると転職に不利?

新卒でベンチャー企業に入社すると転職に不利な場合があります。一般企業のようにしっかりした研修はなく実践の中で仕事を覚えていくことが多いベンチャー企業が多いからです。

ベンチャー企業では、働いていると同世代の友人よりも先に沢山の仕事を任せてもらう事ができます。同世代の人よりも成長している実感をもてると思います。ですが、まだまだ日本社会では新卒でベンチャー企業に入社することはイレギュラーとされています。

転職を考えた時に大手企業からベンチャー企業には転職できるものの、ベンチャー企業から大手企業へ転職する事は非常に難しいのが現実です。

ベンチャー企業で働いたから他の同年代よりも仕事ができるため転職もなんとかなるだろうと考えていませんか。転職しようと考えた時に、いくら実力が伴っていても履歴書すら見てもらえないという現実もあります。このことは、重々に覚悟しておく必要があります。

 

(3)人事のいう事を信用し過ぎないこと

新卒の説明会では、人事が会社の説明などを行います。しかし、多くの企業で、人事は現場を離れている人です。そのため、現時点での現場の状態に関しては、表面的な事業内容しか理解していない場合が多くなっています。人事のいう事をただ鵜呑みにするのではなく、現場の社員と会話をして社風や方向性がマッチしているかを自分で確認することが大切です。

入社する、しないの決断をするのは自分だという事を忘れずに、自分で決めることが大切です。

 

(4)若い人が多いからと言ってチャンスが多い訳ではないこと

ベンチャー企業では、比較的若い世代が多く、楽しく働くことができると考える人も多くいます。しかし、その一方で多くの世代の方とのコミュニケーションの機会を逃してしまっています。仕事の魅力の一つとして、世代の異なる人物と関わることで学びを得るということがあります。

世代や育ってきた時代の背景によって思考や価値観は異なるものです。そういったものを学び機会というのは、大手企業の方が多くなっているかもしれません。

また、若いうちから業務を任されても実際にその本質を理解できるようになることには時間がかかります。どんな業界でも下積みの経験が自分を大きく飛躍させるのです。

どんな環境においても、学び続けることができないとベンチャー企業の中でも埋もれてしまいます。

 

(5)経営者を見極めること

経営者が言っていることが理にかなっており、理念や構想が具体的な項目に落とし込まれているか確認する事も大切です。

夢物語を真に受けてはいけません。仕事をし、会社を大きくするには常に様々な施策が必要であり、より具体的である必要があります。そのため、しっかり会社として将来を見据えているか、考え込まれているかどうかは必ず自分自身で考え、確認する必要があります。

 

(6)新規事業提案制度に惑わされないこと

ベンチャー企業に入社してからやりたい事を実現していく場合は、今ある仕事は誰が発案し、誰が実行しているのかを確認する必要があります。実際は、役員ばかりが発案者になっている場合もありますので、若手でも発案者になれるかどうかの確認はしておきましょう。

 

(7)内定をもらっても油断しないこと

ベンチャー企業では1年で事業環境が変化することなんて当たり前です。そのため、内定をもらった後、入社する時には事業環境が変化している可能性もあるのです。そのため、ベンチャー企業の内定をもらっていたとしても他の企業の内定をもらえるまで就職活動は行いましょう。

万が一、経営状況が悪化したとしても他の選択肢を考慮できる環境を常に置いておきましょう。

内定をもらった会社が上場企業であれば、ニュースリリースやIR情報はWebで手に入るので毎回確認するようにしましょう。

 

(8)会社のイメージに惑わされないこと

ベンチャー企業の中には、労働法を守らず労働者を使い捨てにする「ブラック企業」があります。もちろん大手企業でもこれは言えることですが、大手企業の場合、コンプライアンスの問題が世間に注目されやすくなっているため、気をつけている企業が多くなっています。そのため、ベンチャー企業の方が割合が高くなっています。

経営者が面接であなたの話をしっかり聞いてくれたからこの会社にしようと決断するのは早いです。

会社を選ぶ際に人間関係を重視することも重要です。しかし、入社してからでないと職場の環境や人間の本質などはわかりません。そして、人間の相性は人それぞれなので、イメージだけでは判断できません。

だからこそ、その一時の感情に流されて決断してしまう事は非常に危険です。自分の判断基準を持つために企業の実態を深く調べる必要があります。転職サイトや企業の口コミサイトもありますので、そこから現場で働く社員の生の声を見てみましょう。

 

(9)ベンチャー企業の仕事内容をしっかり調べること

ベンチャー企業で働く場合は、入社した後の事をしっかり調べることが非常に重要です。新卒からベンチャー企業で働こうと思っている人は誰よりも働いて成長したいと考えている人が多いのではないでしょうか。

しかし、その意欲を自身の成長に結び付けられていない人が多いです。一般企業と比べるとベンチャー企業は、設立してまもない企業が多いです。そして、そのような会社は財務体質がしっかりしていない分IT投資や社内業務の効率化が進んでいない場合が多いため、無駄な作業をやらなくてはならないケースが多々あります。

無駄な作業も行いながら、自分の仕事もするため仕事量が多くなり労働時間も長くなります。

労働時間が長いことで自分は成長していると思ってしまう反面、実力は伴っていない場合が多いのです。そうなってしまうと、他社への転職もできませんし自身の会社でもやりたいことを実現するのは難しくなってしまいます。

 

 

2.新卒でベンチャー企業を受ける際に考えておきたいこと

ベンチャー企業を受ける学生に必要な注意点

新卒でベンチャー企業を受ける学生が、考えておきたいことについて説明していきます。

 

どこでも通用するノウハウやスキルが身につくかどうか

新卒でベンチャー企業に勤める際に必要なことは、その企業で働いたことが他社でも通用するスキルになるかという事です。ベンチャー企業で一部の事業が成長したとしてもブームというものはすぐに去ります。そのため、その会社の経営が傾いたとしても他社で通用するスキルがないと非常に危険です。

自分が成長する前に会社が倒産してしまったら、再就職もままならなくなります。そのため、まだ具体的に仕事内容を想像できていないとしても自分の将来について厳しい目をもって判断するようにしましょう。

 

成長したいと思っている人は成長の定義を考え直すこと

新卒からベンチャー企業への就職を考える人は比較的多いのではないでしょうか。就職活動をしたばかりの頃は、ベンチャー企業は早く成長できる、大手企業は大きな仕事をするには何年もかかってしまう、という風に考えている人は非常に多くなっています。

しかし、ベンチャー企業といっても幅が広く一くくりにはできません。ベンチャー企業の中でもまだ設立したばかりで経営が安定していない会社や、ベンチャー企業ながらも10年以上の歴史がある企業もあります。そして、大手企業もベンチャーマインドを掲げている会社もありますし、若手に責任ある仕事を任せる企業も存在します。そのため、大手企業だから成長が遅いというものではありません。

 

自分の成長の軸を具体的にすることが大事

就職活動の際には、企業を一つずつ判断していくことをおすすめします。ベンチャーだから働きたいという理由ではなく、自分の何を成長させたいか何を持って成長とするのかということを判断する必要があります。

そこさえわかればもう大きなくくりで会社を見ることはなくなり、自分の求めている会社に出会えると思います。

 

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。ベンチャー企業を志望する学生の注意点や必要な覚悟について説明してきました。

デメリットや厳しい意見を書いてきましたが、ベンチャー企業にも良い点は沢山あります。20代でも沢山の経験が積め、責任のある仕事をまかせてもらえるなどのメリットもあります。

しかし、今回ご紹介したようにデメリットが多いことも事実です。そういった点を知ったうえで、ベンチャー企業を挑戦したいと思う方は非常にベンチャー企業に合っていると言えます。

皆さんも、自分の判断基準をもって環境に流されず、自分の意志で企業を決めましょう。

 

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