薬剤師の働く職場一覧の労働環境と仕事内容

薬剤師の働く職場一覧の労働環境と仕事内容

薬剤師は、調剤薬局・ドラッグストア・大学病院・民間病院・製薬会社などに就職、転職して働くことができます。このページでは、それぞれの職場の労働環境にどのような違いがあるのかを見ていきましょう。

 

1.薬剤師の調剤薬局での労働環境

薬剤師の調剤薬局での労働環境

調剤薬局は全国規模の大手チェーンから小規模な薬局までさまざまな規模の店舗で働くことができ、全国どこにでも点在しています。薬剤師の就職先として最も多いのが調剤薬局です。

 

調剤薬局に勤務する薬剤師の仕事

調剤薬局で働いている場合は、調剤業務、服薬指導、薬歴管理の3つが主な仕事となります。調剤薬局では、医師から回ってきた処方箋の内容をチェックして、不備がないことを確認します。

あわせて、患者の持参してきた健康保険証の保険番号や有効期限、また患者の薬手帳を見て、同じ薬が重複していないか飲み合わせがないかも、確かめておかなければなりません。

 

フルタイムで働けない人にはオススメの職場

勤務条件や給料などは地域や店舗によって異なりますが、大手チェーンの場合には勤務地にこだわらない意思を提示すると給料面で有利な条件を提示してもらえる場合があります。また、勤務の日数や時間を会社と交渉できる場合があります。

 

調剤薬局薬剤師の平均年収

薬剤師の中で一番多い職場が調剤薬局になります。調剤薬局の薬剤師の平均給与は、勤務している職場や地域で大きく異なります。大手の薬局や地方の薬局になると、給与以外に住宅手当や地域手当と言ったものがあるため、一概に給与だけで判断するのは注意が必要です。

  • 全体の平均年収 550万円
  • 20代薬剤師 300万円〜550万円
  • 30代薬剤師 400万円〜600万円
  • 40代薬剤師 500万円〜700万円
  • 50代薬剤師 500万円〜800万円

調剤薬局の中でも管理薬剤師になると最低でも500万以上の給与が見込めます。そのため、調剤薬局でスキルアップを狙う際は、まず、管理薬剤師になることを目標に頑張ってみると良いでしょう。

調剤薬局での管理薬剤師の経験は、他の薬剤師が活躍する職場への転職でも有利に働きやすくなっており、管理薬剤師からの転職で、さらに給与とスキルアップが見込めます。

 

ドラッグストアで働く薬剤師の仕事

勤務先がドラッグストアで働く場合は、一般用医薬品の販売と相談業務がメインの仕事となります。ドラッグストアの特徴として、市販薬やサプリメント、また健康食品なども取り扱っていますので、求められる知識の範囲も非常に広くなってきます。ドラッグストアで働く薬剤師は、大変広範囲にわたる仕事内容を抱えています。

ただ、時代は変化しており、将来においては、医療用医薬品が第一類医薬品に変更されていく可能性もあります。そういった時代の到来を考えますと、広範な知識を早くから勉強できるという意味では、大きな自己啓発になります。

 

ドラッグストア薬剤師の平均年収

ドラッグストアに勤務する薬剤師の給与も、薬剤師の中では比較的、高額な給与になっています。また、大手のドラッグストアになると、年収の他に、福利厚生面が充実している場合も多くなっています。

  • 全体の平均年収 550万円
  • 20代薬剤師 400万円〜500万円
  • 30代薬剤師 450万円〜650万円
  • 40代薬剤師 500万円〜700万円
  • 50代薬剤師 500万円〜800万円

ドラッグストアは、薬剤師としての業務はもちろん、接客や商品の陳列など薬剤師の資格を必要としない、業務も行わなければならないため、薬剤師の資格を活かした業務を行いたい方には向いていません。ですが、将来独立などを考えている薬剤師にとっては、経営面についても学ぶ機会が多いため、オススメの職場となっています。ただし、中には残業が多かったり、人間関係で悩まされると言った薬剤師も多くなっていますので、転職の際は下見に必ず行くようにしましょう。

 

2.薬剤師の大学病院での労働環境

薬剤師の大学病院での労働環境

国立大学病院の薬剤師として働く場合、公務員となります。初任給は若干低めではありますが、定期昇給があることや残業手当・福利厚生を踏まえると安定的な職場と言えます。

 

大学で働く薬剤師の仕事

大学で働く薬剤師の仕事としては、薬学部の大学教員が主なものです。実務家教員と呼ばれている臨床系教員のことです。
実務家教員は、自分の専門分野の研究をしながら学生への講義や指導をし、合間を見つけては、教授の研究をアシストしたり、学会に出席することもあります。
この実務家教員になるためには、5年以上の薬剤師としての業務経験が必要です。

そして、学歴や研究歴にプラスして、推薦されることも重要ですので、実際に仕事につくまでのプロセスには大変に厳しいものが薬剤師であっても、活躍の場は実にいろいろあります。

 

大学病院はスキルアップしやすい職場

国立・私立を問わず、大学病院は最先端の医療を提供していることや診療科目の幅が広いこともあり、薬剤師としてのキャリア形成の観点からはさまざまなスキルと知識を身につけることができます。また、調剤だけではなく、薬品管理室や薬の試験研究など多方面で薬剤師としての経験を積むこともできます。

 

大学病院はシフト制なので夜勤は覚悟しなければいけない

大学病院の多くは24時間体制の救急病院を兼ねているところがほとんどですので、シフト勤務となります。生活が不規則になるのが嫌という方には向かないかもしれません。

 

3.薬剤師の民間病院での労働環境

薬剤師の民間病院での労働環境

民間病院も全国に多数点在しているので比較的就職しやすいといえます。ですが病院により勤務条件が異なりますので、働く環境を含めて諸条件を事前に確認しておきましょう。

 

民間病院では定期昇給が確約されていない

民間病院で働く薬剤師の初任給は大学病院に比べて若干高い傾向にあります。しかしながら国公立病院では定期昇給があるのに対し、民間病院はその限りではありません。

 

病院薬剤師の平均年収

病院で働く薬剤師の年収は、その病院が国公立であるか、民間であるかによって大きく異なります。国公立の場合は、公務員という分類になり、初任給は一律に200800円と定められています。

しかし、民間の場合は病院の経営状態によって給与も変化してきますので、転職の際には、細かく調べておくことが大切です。

  • 全体の平均年収 570万円
  • 20代薬剤師 300万円〜550万円
  • 30代薬剤師 400万円〜650万円
  • 40代薬剤師 500万円〜700万円
  • 50代薬剤師 500万円〜800万円

初任給だけ見ると、国公立の方が安いように感じますが、国公立の場合は、後々給与が上がっていきます。また、国公立の病院の方が安定していますので、将来のこととトータル的に考えることが重要になります。

 

4.薬剤師の製薬会社での労働環境

薬剤師の製薬会社での労働環境

製薬会社も薬剤師の転職先の一つです。原則的に土日、祝日が休みで、年末年始やその他長期休暇も会社の規定に従って取得できます。ただし製薬会社勤務はサラリーマンになるという事を忘れてはいけません。

 

製薬会社で働く薬剤師の仕事

製薬会社で働く薬剤師の仕事があります。新しい薬を作ることが反射的にイメージされるかもしれませんが、実は、製薬会社での薬剤師のポジションは多岐にわたっています。

治験コーディネーター、臨床開発モニター、医薬情報担当者、臨床開発等々、かなりの専門性を要求されるものがあります。

 

製薬会社は新しい技術に触れる機会が多い

薬学、医学、生物学の知識のある薬剤師は、製薬会社で臨床開発モニターとして働くこともできます。

臨床開発モニターは、新薬の研究にあたり、治験を依頼する病院の選定から、治験の各段階に置けるデータの収集、報告書の取りまとめなどすべての段階を管轄する製薬会社の社員ですから、就業満足度の高い仕事につく可能性が高いと言えます。

 

製薬会社は企業により待遇が異なる

日本企業や外資系企業など、転職先によって給与や福利厚生の条件がかなり違ってきます。入社してから後悔しないために、事前の情報収集を怠らないことが重要になります。

 

製薬会社薬剤師の平均年収

薬剤師の中でも特に給与が高いのが製薬会社です。特に大手の製薬会社になると、年収が1000万を超えることも珍しいことではありません。また、製薬会社では、薬剤師の職種でも特に人気の高い、研究職があり、給与もかなり高額の場合が多くなっています。

  • 全体の平均年収 650万円
  • 20代薬剤師 400万円〜500万円
  • 30代薬剤師 500万円〜700万円
  • 40代薬剤師 600万円〜1000万円
  • 50代薬剤師 700万円〜1500万円

製薬会社で働く薬剤師の中でも、職種がいくつかに分かれます。そのため、平均年収も職種間で大きく差が出ます。また、大手の製薬会社はかなりの高給与が見込めますが、その分、人気が高く優秀な人材を揃えているため、転職するのはなかなかハードルが高くなっています。

 

5.転職で失敗しないための心得

転職で失敗しないための心得

どのような時代であっても、資格を持っている人の方が仕事を探しやすいものです。薬剤師は比較的転職しやすいと言われています。ですが長期にわたって薬剤師の仕事をしたいと考えている方は以下の点に注意をしましょう。

 

経験を積んでもある一定の水準に達してしまうと年収もストップ

他の仕事に比べると収入が良い薬剤師ですが、より多くの収入が欲しいという方は意欲的に勉強をしてスキルアップをはかりましょうそうすればきっと今より良い条件で雇ってくれる企業を見つけられるでしょう。

 

専用の転職サイトで自分に合った企業を見つける

最近はネットの発展が著しいですよね。転職を考えている人は早速専門サイトに登録をし、自分のニーズに合った求人を探してみましょう

採用条件に今の自分のスキルが届かないと感じれば、予め勉強することができます。ゆっくり焦らず働きやすい職場を見つけましょう。

 

6.自分(薬剤師)にあった職場の見つけ方

自分(薬剤師)にあった職場の見つけ方

薬剤師として長く働ける職場を見つけるには、まず転職先の経営基盤がしっかりとしていることを見極める必要があります。

経営基盤を見るには、経営主体の経営方針がしっかりしているのかや、設置場所が収益の上がる場所に出ているのか(薬局に勤める場合)、利益がどの程度出ていてそれがどのように推移しているか、福利厚生が職員の立場になってきちんとなされているか(特に休みの取りやすさに関係してきますのでワークライフバランスを重要視したい人にとっては大切な項目になります)、などの情報を多角的に集めておかねばなりません。

また、それらの情報を統合して、その職場が安定しているのかを判断する目も求められます。

 

転職する際に、問題となりやすいポイントを把握する

薬剤師として自分が転職する際に、問題となりやすいポイントを自分で把握しておく必要があります。問題となりやすい点として、同僚との対人関係であったり、患者さんとの関係の取り方であったり、薬剤の知識だったり、業務で起こりやすい課題などが挙げられます。

これらの問題は、新しい職場にいったからすぐに解決する問題というのではなく、今後も起こりうるものであるということを知っておく必要があります。そのため、転職することでそれらの問題から遠ざかりたいのか、それとも解決するための方法を知りたいかで、転職先への考え方が変わってきます。

ポイント!

このことを踏まえて、転職先を、薬局やドラッグストアにするのか、メーカーにするのか、CROにするかなど、大きな方向性を決めていくことになります。

 

多くの求人情報を集めておく

数多くの求人情報を集めておくことも必要になります。ただ数が多いから良いという訳でもありません。求人情報の全体の数に関しては、自分の希望に合わせて数はある程度は絞っておくほうがよいでしょう(あまり多いと的が絞れなくなってしまいますし、自分の希望がつかみにくくなってしまいますので)。

このように求人情報自体はいくつか知っていると、同じ条件について比較することもできますし、自分の転職したい職場を具体的にイメージしやすくなります。

 

転職先の情報もできるだけ詳しく知っておく

転職先の情報もできるだけ詳しく知っておく必要があります。まずは自分の条件に合っているのかを確認することが第一になります。それから、薬剤師として働く職場として自分が適しているのかを知るために、雰囲気であったり人間関係であったりと、職場の実際の環境についての情報も収集していきます。

このように、長く働ける転職先であるかを決めるには、ある程度の時間をかけてじっくりと考えていくことが求められるのです。

まとめ

今回は上記4つの就職先と転職する際の心得について解説いたしましたが、いかがでしたか。

どこで勤務してもメリットデメリットがあるとは思いますが、自分のニーズに合った職場を見つけることが1番です。まずは働く条件の優先順位を明確にし、後悔しない職場選択をしましょう。

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