薬剤師会と相模原市が薬物乱用対策を進めるための協定を締結

薬剤師会と相模原市が薬物乱用対策を進めるための協定を締結
相模原市と市薬剤師会(小川護会長)が10月7日(金)、薬物乱用防止対策の啓発活動をより効果的に行うために協定を締結しました。

薬剤師の専門的な知識や経験を活かし、薬物乱用の危険性や依存症の恐ろしさを社会全体に訴えるため独自のリーフレットを制作する予定です。また、薬剤師会から講師を派遣して薬物乱用防止教室の開催や薬物乱用防止教育にも注力していく模様です。

協定締結式で加山俊夫市長は「それぞれが持つ情報や知識を積極的に活用し、効果的な発事業を展開することより、市民の薬物の危険性に関する知識と理解を深めたい」と話しました。

この協定の目的としては、若者等に浸透し深刻な問題となっている薬物乱用について、薬局薬剤師の専門的知識や経験を活かして、その危険性を広く社会に訴え、薬の適正使用などの啓発や普及に係る事業を実施し、薬物乱用防止対策の推進を図る事をとされています。

薬物乱用防止啓発事業の全体概要

近年、覚醒剤、大麻、危険ドラッグ等の違法薬物の乱用が拡大し、特に若年層における薬物乱用の広がりは大変深刻になっています。若い世代やその保護者、指導者層などに対して、薬物乱用の危険性を周知徹底するとともに、薬物乱用による被害を正しく認識することや自分の大切さに気づき、薬物乱用の誘いを断れる強い心を養うことを目的に据え実施されているのがこの薬物乱用防止啓発事業です。

協働事業内容としては、

  • 薬物乱用防止啓発イベントの実施
  • 独自リーフレット等の作成
  • 薬物乱用防止教育の充実
  • 相談窓口の拡充
  • 薬物乱用防止教室の開催

となっています。

 

薬物乱用防止啓発訪問事業の実施

薬物乱用防止啓発訪問事業とは、全国(北海道・沖縄を除く)の小学校・中学校・高等学校を訪問し、生徒、指導者、保護者に向けた薬物乱用防止教育を、年間を通して実施する、厚生労働省の委託事業です。学校だけではなく、地域の催し・集会をはじめ大規模なイベント等へも主旨・参加人数を考慮の上訪問し、クイズラリーやアトラクションを展開しながら広く薬物乱用防止の啓発事業を行う予定です。その際に提供資材を充実させる事で、一斉授業に留まらない啓発、青少年に留まらない啓発を目指しています。

具体的には、学校訪問、イベント訪問、SNS、その他の広報による取組みを予定しています。

 

学校訪問の具体的な内容

  • 講師派遣:教育機関において学校薬剤師等の講師を用意できない場合、加藤哲太氏(東京薬科 大学)、堀口忠利氏(聖マリアンナ医科大学)の研修受講者をはじめとする経験豊富な 専門講師や、薬物知識の豊富な薬剤師等を派遣することで薬物乱用防止の授業を開催しています。
  • 教材パッケージの貸出:加藤哲太氏(東京薬科大学)の総合監修及び有識者検討会の監修を受けた、教材 パッケージを制作し、無償貸出ししています。DVD教材・PowerPoint教材、リーフレットに加え、文化祭や体育祭等学校行事におい て啓発できるアトラクション資材も同様に貸出しをしているため要請すれば教材を受け取る事のできる環境が整っています。

 

イベント訪問の具体的な内容

地域の催しから、Jリーグ公式戦・プロ野球公式戦等の大規模イベントまで、イベントの 主旨・参加人数を考慮の上訪問し、リーフレットの配布や啓発CMの放映、薬物撃退 シューティングゲーム、クイズラリーといったアトラクションを出展しする事で楽しみながら薬物乱用の危険性を周知していきます。

まとめ

今回協定を締結したのは、相模原市と相模原市薬剤師会の間でしたが、薬物乱用防止活動は日本薬剤師会も行っている活動です。そして、日本薬剤師会は青少年の成長過程の早い段階からの教育が、薬物乱用の根絶に最も有効な手段であるとの考えに立ち薬物乱用防止啓発活動を重要な課題の一つに掲げ、厚生労働省、文部科学省、日本学校保健会、麻薬・覚せい剤乱用防止センター等関係機関との連携を図っているほどです。

薬剤師の仕事は医師の処方箋にしたがって薬を出してくれるイメージが先行していますが、実際は地域の生活者一人ひとりの健康づくりに寄与することまでが薬剤師の仕事となっています。そのため、薬剤師の方々の知識や経験を活かして幅広く活躍して頂けることを願っています。

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