人事院3年連続で薬剤師の初任給引き上げ!20万6800円

人事院3年連続で薬剤師の初任給引き上げ!20万6800円
2016年8月8日、人事院は2016年度の国家公務員の給与とボーナスを引き上げるよう国会に勧告しました。それに伴い、医療職俸給表(二)が適用されている病院等に勤務する薬剤師も、給与が引き上げられます。

これは、一昨年、昨年に引き続き3年連続での引き上げ勧告となります。

人事院では、基本的に官民差を埋めることを目的に勧告を行っています。そのため、今年度、4月分の減額前給与が民間よりわずかに下回ったことから、国家公務員の給与である月例給(基本給)を0.17%、ボーナス(期末・勤勉手当)を0.1ヶ月分引き上げるように国会に勧告したということです。

また、この勧告により、病院等に勤務する医療職俸給表(二)が適用されている薬剤師も給与がアップする形となり、6年制薬剤師の初任給(2級15号俸)で見ると20万6800円で、昨年に比べて1500円アップしています。

引き上げ後の額と比較しても民間が高い

今年の民間給与調査では、今年4月までに採用された準新卒薬剤師の初任給が企業規模100人以上500人未満では22万7026円、500人以上では22万5364円と成っており、今回の引き上げ後の額と比較しても民間の方が約2万円高くなっています。

また、人事院で発表された従業員50人以上の事業所を対象にした16年4月現在の民間給与実態の調査結果によると、医療関係職種の時間外手当を差し引いた4月支給分の薬剤師の平均給与額では、一般の薬剤師(平均年齢が36.3 歳)で平均給与32万8177円、薬剤師2人以上の部下がいる薬局長(平均年齢は49.8歳)で平均給与が47万4363円となりました。

医療職棒給表について

国家公務員の中で、病院・療養所・診療所等に勤務する薬剤師・栄養士・臨床検査技師・理学療法士・作業療法士などの職員に適用される棒給表です。医療職棒給表(二)の中でも職種によって「級」が定めだれています。各級の職務内容は以下の通りです。

  • 1級 薬剤師は該当なし
  • 2級 薬剤師の職務
  • 3級 困難な業務を行う薬剤師
  • 4級 医療機関の薬剤部又は薬剤科の相当困難な業務を行う主任薬剤師の職務
  • 5級 薬局の長の職務/薬局の困難な業務を行う主任薬剤師の職務
  • 6級 相当の規模を有する薬局の長の職務
  • 7級 規模の大きい薬局の長の職務
  • 8級 特にに規模の大きい薬局の長の職務

医療職棒給表(二)には各級に応じた棒給月額が記されています。また、2016年度の国家公務員給与等実態調査では、医療職俸給表(二)の適用職員数は458人、平均年齢はは45.5歳であることが分かっています。

病院薬剤師の給与事情

病院に勤務する薬剤師の給与は、勤務している病院が国公立病院であるか、民間病院であるかで大きく異なります。なぜなら、国公立の病院に勤務する場合は公務員に分類されるため、給与は一律になるのです。民間の病院の場合は、その病院それぞれで異なります。

 

国公立病院薬剤師の初任給は低いけど伸び代は一番

初任給だけ見ると、国公立病院の薬剤師の初任給は、その他の薬剤師と比較すると低めです。しかし、国公立病院の場合、公務員として分類されるため、育児制度や休暇、福利厚生がしっかり保障されており、安定性においては一番の職場と言えます。

また、薬剤部長など役職についた際などには、他の職場の薬剤師と比較しても高収入が得られる可能性があります。そのため、長い目で見て、国公立病院の薬剤師になる薬剤師も多くいます。

薬剤師プラス編集部コメント

3年連続の給与引き上げ勧告ということで、該当する薬剤師の方にとっては、嬉しいお知らせとなりました。しかし、初任給に関して民間と比較すると、給与引き上げ後の金額と比較しても、民間との差が約2万円あるのが現実です。

ですが、国家公務員の場合、将来的に安定して給与が上がる傾向にあるため、長い目で見ると一概に良いか悪のかは人それぞれとも言えそうです。転職を考える際には、給与面の条件を機にする方が多くいらっしゃいますが、長い目で考えて自分に一番良い判断をするのが適切と言えます。

 

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